「ア フラッド オブ サークル」ボーカル、音楽専門学校でライブ-生徒が音響など担当

佐々木亮介さんと名古屋コミュニケーションアート専門学校の生徒のみなさん

佐々木亮介さんと名古屋コミュニケーションアート専門学校の生徒のみなさん

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 2006年結成のロックバンド「a flood of circle(ア フラッド オブ サークル)」のボーカル・佐々木亮介さんが10月1日、栄の専門学校「名古屋コミュニケーションアート専門学校(NCA)」(名古屋市中区栄3)でアルバム「ZOOMANITY(ズーマニティ)」購入客対象にアコースティックライブを行った。

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 当日は女性ファンを中心に約100人が集まった。通常は、ギターボーカルの佐々木さんのほか、ドラムとベースの3人で奏でるロックサウンドを、サポートギター迎えた2本のアコースティックギターのみで演奏。いつもと違う音色に訪れたファンらは聴き入っていた。

 商業音楽科がある同校では、照明や音響などの技術を学んでいる生徒も多数在籍していることから、当日のライブ展開は生徒らが担当。日々学んでいる技術をプロ・ミュージシャンのライブで生かせるとあって、生徒らも気合い十分。「間違いがあってはいけない」と真剣なまなざしでステージを見据えて機器を操作していた。

 生徒の1人で、同バンドのファンだという音楽ライターを目指す森本さんは、当日の佐々木さんへのインタビューを志願。「大好きなバンドなので聞きたいことがたくさんあったが、いざ本人を目の前にすると緊張して一瞬頭の中が真っ白になってしまった。それでも、いろいろ話を聞くことができて良かった」と振り返った。「今日の点数は50点。緊張しすぎたから、次はもう少し段取りよくインタビューしたい」とはにかむ。

 「照明の仕事はキラキラしていてかっこいいから好き」と話す照明担当の中川さんは「狂った感じを光で表現したいと思って構成した。終盤でパソコンのトラブルがあり、光量しか変えられなくなってしまったのが残念。機会があればぜひリベンジしたい」と思いを語った。

 生徒たちが作るステージに立った佐々木さんは「学生さんも気合いが入っていて程よい緊張感があり、いろいろと気を使ってくれたのでとてもやりやすかった」と振り返る。「スモークの量など少し気になるとこもあったが(笑)、そのことに少し触れただけで、すぐに対応してくれたり…。いつもより楽しかったかもしれない」。学生には、「自分が大学で放送について学んでいたので、ここの生徒さんには妙なシンパシーを感じる(笑)。学校にいる時より『出た時』が勝負。現場で覚えることが多いんだ」とエールを送った。

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