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名古屋市美術館で青木野枝さん大規模展「ふりそそぐものたち」-豊田と2会場で

『ふりそそぐものたち』(部分)2012年 (gallery 21yo-jでの展示風景) 撮影:山本糾

『ふりそそぐものたち』(部分)2012年 (gallery 21yo-jでの展示風景) 撮影:山本糾

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 名古屋市美術館(名古屋市中区栄2、TEL 052-212-0001)で10月20日、企画展「青木野枝 ふりそそぐものたち」が始まった。

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 青木野枝さんは鉄を素材に作品を制作する日本を代表する現代彫刻家。鉄板を溶断、溶接し、円や丸などのシンプルな「かたち」をつないで作られる作品は、自然において循環する折々の水の姿を表している。同展は東海地方の美術館では初の個展。青木さんは来年8月から開催される「あいちトリエンナーレ2013」参加アーティストとしても発表されている。

 同展は、名古屋市美術館と豊田市美術館が連携。両館を会場に、自然に親和しようとする青木さんの営みを、彫刻や版画、写真コラージュなどを交えてかつてない規模と内容で紹介。長年にわたり取り組んできた「もどる水」を主題とする作品に、近作新たに展開し始めた「ふりそそぐ水」を主題とする作品を加え、全体の構成を通して青木さんが一貫してテーマとする「循環する水」の様相を伝える。2館が相互に連携、補完することで、青木さんの初期から今日に至るまでの歩みを幅広く紹介する。

 作品は両館の展示空間の特色を生かしたインスタレーションとして展示し、展示空間も作品化されている。彫刻作品は名古屋市美術館に8点、豊田市美術館に9点を展示し、両館共、うち3点が新作。個別では、名古屋市美術館で版画作品、豊田市美術館ではコラージュによる作品などを見ることができる。

 関連イベントとして11月17日・18日に青木さんのワークショップ(要申し込み)、12月8日に学芸員の角田美奈子さんによる解説会などを開催。11月9日には同館と「あいちトリエンナーレ実行委員会」との共催によるトリエンナーレスクール「原っぱと鉄の浮遊する粒子」を予定する。

 開館時間は9時30分~17時(祝日を除く金曜は20時まで、入場は閉館時刻の30分前まで)。観覧料は、豊田市美術館との2館セット券が、一般1800円、高大生1300円(セット券は別々の日に使用可能)。1館券は、同1100円、同800円。いずれも中学生以下は無料。12月16日まで。

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