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フォトギャラリー「プシュケ」が大須での最後のDM展-3月に千種区へ移転

オーナー安野さんと「プシュケDM展」のDM

オーナー安野さんと「プシュケDM展」のDM

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 名古屋・大須のフォトギャラリー「プシュケ」(名古屋市中区大須2、TEL 052-253-5919)が3月初旬に大須での営業を打ち切り、同市内の千種区に移転する。2月28日から大須での最後の作品展「プシュケDM展」を開催する。

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 2009年にオープンした同ギャラリーは、名古屋を中心にさまざまな地域で活動する作家の写真展を開き、多くの来場者でにぎわった。同オーナーの安野さん自身もカメラマンで、定期的に写真展を行ってきた。6年間で展示は123回。

 移転の理由について安野さんは、「いくつかの条件が同じタイミングで重なった。今のスペースは展示だけなら問題ないけれど、撮影スタジオとして使うには狭かった。もっと広いところに移りたいと思った時に、知人がオーナーをしていたギャラリーの閉店が決まった」と話す。今後は、東部医療センター西向かいの「Gallery+喫茶CHIMERA(キメラ)」(千種区仲田1)の跡地に移転。3月中に移転作業を終えて、4月中には新しい企画展示を行うという。

 大須の街並みについても「雰囲気が変わってきた。昔はもっと今よりもごちゃごちゃして、いろんな世代の人が暮らしていた。そんな街の路地を一歩入ると、人通りは少なく静かで、ギャラリーは隠れ家的な存在だった。いろんな人が見に来てくれて、遠方からも来てくれた」と振り返る。「大須は好きだが、ギャラリーをオープンしたころの街のイメージとは違う。お店も増えて騒がしくなってきた。新しい移転先は静かな住宅街で、近くに大きな病院や公園があり、緑も豊かで生活感にあふれている。6年前に大須の街並みに求めたものと近いものがある」と安野さん。

 一つの区切りとして同展では、過去6年間に「プシュケ」で開催された作品展のDM、150枚以上を展示。来場者も参加できるような仕掛けやドリンクも用意する。「とにかく見に来てほしい。来場者の心に何か残るような、その人が今まで気が付かなかった変化が起こるような、特別な3日間の展示ができれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は12時~20時(日曜・月曜は19時まで)。3月2日まで。

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