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あいちトリエンナーレ参加の山田うんさん来名 奥三河の花祭モチーフに新作

あいちトリエンナーレ参加の山田うんさん来名 奥三河の花祭モチーフに新作

来名した山田うんさん

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 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」への参加が決定したアーティスト・山田うんさんが2月5日、「アートラボあいち大津橋」(名古屋市中区丸の内3)で会見を開いた。

 名古屋市、豊橋市、岡崎市を会場に8月11日~10月23日の74日間にわたり開催される同芸術祭。3回目となる今回は「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」をテーマに現代美術、パフォーミングアーツなどの展示・上演が行われる。山田さんは新栄の「名古屋市芸術創造センター」(東区葵1)で10月22日・23日、新作公演を行うと発表した。

 山田さんは栃木県出身。器械体操、バレエ、舞踏などを学び、1996年より作品を発表。2000年に「横浜ダンスコレクション・ソロ×デュオコンペテション」で「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞して渡仏した。2002年にダンスカンパニー〈Co.山田うん〉を設立。ソロダンス、群舞などさまざまなスタイルの作品で、国内外で精力的に活動を行っている。

 「愛知県では2013年に公演を行い、興味を持ってくれる方が増えた。あいちトリエンナーレは都市型の芸術祭で、東からも西からも足を運びやすい日本の真ん中で行われる。たくさんの方に声を掛けられるし、多くの方が訪れる素晴らしい環境。参加させていただき光栄」と話す。

 新作公演は国の重要無形民俗文化財に指定されている奥三河地方の「花祭」をモチーフにした群舞になるという。「港千尋芸術監督に話を聞いて興味を持ち、東京で行われた花祭のパワフルさに驚いた。昨年、今年と東栄町を2度訪れて、実際に祭を体感した。3地区のタイプが違う踊りを見たが、どれもインパクトがあり、素晴らしい舞いを継承している。ショーアップしたり、練習の成果を競ったりするような祭とはまったく違い、全てが濃密。演者、見ている人、神様がごちゃ混ぜになっていて、分けられない。海水浴で泳ぎ疲れたような疲労があった。土間、土のにおいから始まる花祭は、トリエンナーレのテーマに合うと感じた」と山田さん。

 構想中の作品について「花祭を見て感じた『美しいものは残っていく』という印象が取っ掛かり。踊り、飾り、衣装などの美しさを舞台芸術として作り上げたい。ステップ、色彩、方角などにも意味があるのでモチーフになる。変に味付けするのではなく、消化して作ることが大切。祭をそのまま持ってくるのではなく、劇場の客席の隅々まで届く作品に仕上げたい」と話す。「におい、疲れ、汗、掛け声や取り囲む人々など、いろいろな面にフォーカスして、美しさ以外もきちんと届けたい。祭と作品を体験することを結ぶ大きな物語を構想中で、それが創作のモチベーションになっている。カンパニーのメンバー10人以上が出演する群舞で、自分が創作する最長の作品になりそう」とも。

 最後に山田さんは「観客に見せるものと神にささげるものは違うので、花祭をどう作品にするかはハードルの高い仕事。現地ともさらに交流しながら、クリエーションをしていく。たくさんの要素がある作品だが、観客は自由。ダンスでもデザインでも、何かが見ている人に伝わればいい。楽しんでもらえる舞台にしたい」と意気込んだ。

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