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栄で映画「マザーレイク」舞台あいさつ 瀬木直貴監督が来名

来名した瀬木直貴監督

来名した瀬木直貴監督

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 栄の映画館「名演小劇場」(名古屋市東区東桜2)で6月24日、公開中の映画「マザーレイク」の舞台あいさつが行われ、瀬木直貴監督が登壇した。

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 同作は滋賀県・琵琶湖の湖畔を舞台に、謎の生物「ビワッシー」の存在を信じる少年の成長と家族の絆を描いたドラマ。著名なカメラマンとなり故郷の滋賀県を訪れる主人公・亮介を内田朝陽さんが演じ、「ルート42」の瀬木監督がメガホンを取った。出演はほかに鶴田真由さん、高橋メアリージュンさん、別所哲也さんら。地元・滋賀での公開オーディションで選ばれたキャストも出演した。

 瀬木監督は三重県出身。自然や地域のコミュニティーをモチーフにした映画制作に定評があり、環境・人権に関する講演活動や各地のまちづくりアドバイザーなどにも力を注いでいる。「カラアゲ★USA」は大分県宇佐市の唐揚げ専門店、「ラーメン侍」は福岡県久留米市のとんこつラーメン屋台を舞台に人間ドラマを描き、「ルート42」では伊勢路から熊野を巡るロードムービーで若者の青春をフィルムに収めた。

 登壇した瀬木監督は「3年前に『カラアゲ★USA』で来名した時は、観客の皆さんに唐揚げを振る舞うことができたが、今日は何もなくて申し訳ありません」とあいさつし、来場者を笑わせた。

 「モチーフにしたのは龍神(りゅうじん)信仰とイギリス・ネス湖のネッシー」と瀬木監督。「滋賀県は東西南北に開けていて、歴史上も人が往来し、いろいろなメンタリティーの人が集まっている場所。子どもの頃や学生時代に何度も行った場所だが、なかなか捉えどころがない県だった。その中で出合ったのが、天と地の間を結ぶ水の神様である龍神信仰。滋賀県は大きい湖があり、四方を山に囲まれている地域で、山に降った雨が川に流れ、湖に行き、また水蒸気として上がっていく。琵琶湖を中心とするエリアが、小さな地球のような印象を受ける。世界中の少年たちに驚きを与えたネッシーの写真に関する逸話をモチーフとして盛り込みながら、水の恵みの大切さを映画で伝えたかった」と話す。

 「風光明媚(めいび)でワイルドな美しい風景は世界中にたくさんあるが、琵琶湖周辺エリアは家や人が写る。人の生活が感じられることが、湖や河川の美しい風景ではないかと思う。人の営みを色濃く映画に反映させているわけではないが、その美しさに懐かしく思いをはせてもらえるような映画にしたかった。気付いた方がいるかもしれないが、映画の中にはマザーは出てこない。映画を見て、皆さんにとってのマザーとは何かを、それぞれ問い掛けていただけたら」と呼び掛ける。

 舞台あいさつ終了後、瀬木監督は来場者と交流。記念撮影に応じながら、映画への質問に答え、一人一人に感謝の言葉を述べた。

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