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名古屋在住ライター大竹敏之さん「なごやじまん」発売 愛する地元の魅力紹介

地元の人に愛される名古屋の魅力を解説する書籍「なごやじまん」

地元の人に愛される名古屋の魅力を解説する書籍「なごやじまん」

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 フリーライターの大竹敏之さんが8月28日、名古屋の魅力を紹介する書籍「なごやじまん」(ぴあ)を出版する。

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 大竹さんは名古屋在住のフリーライター。雑誌・新聞・ウェブなどで東海・名古屋地域の魅力を伝えるさまざまな情報を発信しながら、「名古屋の喫茶店」「名古屋の居酒屋」「名古屋めし」(いずれもリベラル社)の地元グルメガイド本シリーズや「名古屋の商店街」(PHP研究所)など多くの著作を発表している。

 2016年に自ら行った都市ブランド・イメージ調査で「魅力がない街No.1」になってしまった名古屋市。しかし住む人々からの不満は少なく、「住めば都」と地元愛を強く感じている声も多いという。同書では名古屋の街や人を取材する日々を送る大竹さんが、観光スポットとしての名古屋ではなく、地元の人々が普段楽しんでいる場所、文化を集めて紹介。名古屋市民が自慢したくなる街の個性と魅力を明らかにする。

 大竹さんは「喫茶店や名古屋めしなど、食をテーマにしたガイド本をいろいろ出し、次は新・名古屋論となるものを作りたいと思っていた。ちょうどそんな折、名古屋嫌い、魅力のない街といった報道が相次ぎ、これらにきちんと『NO!』を言うことが新・名古屋論には何より大切だとの思いを強くした」と執筆の動機を話す。

 取り上げられるのは、喫茶店文化や名古屋めしといった食文化をはじめ、名古屋をどり、名古屋弁落語など多彩なジャンル。熱田神宮の間違いやすい参拝の仕方、名物「ういろう」の食感、世界一自由なパブリックアート「ナナちゃん人形」など意外な視点のテーマも用意。名古屋市民なら誰もが知るおなじみのスポットや文化の特徴をあらためて掘り下げ、新名所と呼びたい、とっておきの場所を解説する。

 大竹さんは「『名古屋なんて・・・』とつい言ってしまう人、魅力がないと言われて仕方がないと思ってしまう人に、ぜひ読んでほしい。名古屋に限らず、自分の街への愛着をつい控えてしまう全国の人にも。生活の基本は、住んでいる街を愛すること。たくさんの人が堂々と『おらが街自慢』をするきっかけにしてもらいたい」と呼び掛ける。

 28日には今池のライブハウス「TOKUZO(得三)」(名古屋市千種区今池1)で、出版記念イベント「大竹敏之トークライブ~魅力のない街No.1なごや、ホントに思ってる?~」を開催。ゲストに日本舞踊西川流四世家元・西川千雅さん、落語家・雷門福三さんを招き、書籍の内容やとっておきの名古屋ネタを紹介。千雅さん、福三さんによる名古屋をどり、名古屋弁落語の実演も行う。

 発売記念トークショーは、丸善名古屋本店(9月10日)、名古屋パルコ「carlova360」(10月9日)、鶴舞中央図書館(10月28日)で、ゲストやトークテーマを変えながら順次開催予定。

 仕様は四六判、180ページ。価格は1,620円。28日の出版記念イベントは19時30分開演。入場料は前売り=1,000円、当日=1,500円(別途ドリンク代が必要)。

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