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名古屋市科学館で「PIXARのひみつ展」 アニメ制作の鍵となる8工程を紹介

名古屋市科学館で始まった「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」。「バズ・ライトイヤー」「サリー」「マイク」などの模型はフォトスポットとしても人気

名古屋市科学館で始まった「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」。「バズ・ライトイヤー」「サリー」「マイク」などの模型はフォトスポットとしても人気

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 長編3Dアニメーション映画「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」などを手掛ける「PIXAR(ピクサー)」のアニメーション制作を科学的な視点から体感できる展覧会「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が11月28日、名古屋市科学館(名古屋市中区栄2)で始まった。

「トイ・ストーリー」の「ジェシー」の画像を使い顔の表情を作る疑似体験ができる

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 会場では、ピクサーアニメーション制作の鍵となる8つの工程を体験できる。スケッチから全方位から確認できるよう作られた粘土模型を、デジタル的にスキャンし3Dモデルでキャラクターの形を作る「モデリング」、キャラクターを動かせるよう人間でいう関節や筋肉、骨を与える「リギング」、キャラクターの特徴や性格を与えるため髪や服などの外見を決める「サーフェイス」、背景を作り画角や切り取るシーンなどを考えて物語の世界観を撮影する「セット&カメラ」、キャラクターを動かし演技を付ける「アニメーション」、髪や服、水の流れなどプログラムで動かす「シミュレーション」、シーンのムードを左右する照明演出「ライティング」、作業データを映画館などで楽しめる映像に書き出す「レンダリング」の8つ。

 同社の作品やキャラクター素材を使って、アニメーション制作の疑似体験ができるコンテンツも用意。まぶたやまゆ毛の位置を操作してキャラクターの表情を作るほか、照明の色・明るさ・位置などの調整、ストップモーションアニメの撮影体験などを楽しめる。疑似体験の装置を触る際には配布される手袋着用が必要。

 会場には、作品「トイ・ストーリー」の「バズ・ライトイヤー」、「モンスターズ・ユニバーシティ」の「サリー」「マイク」、「ウォーリー」の「ウォーリー」など、精巧に作られたキャラクターの模型を設置。フォトスポットとしても人気だという。
 開催時間は9時30分~17時。休館日は月曜(1月11日、2月22日は開館)と第3金曜、12月29日~1月3日、1月12日。会場は理工館地下2階イベントホール。入場料は、一般=1,700円、高大生=1,100円、小中生=600円(土曜・日曜・祝日は各100円増し)。ローソン、ミニストップ店頭とローソンチケットでチケットを販売。入場人数の定数に余裕がある場合は会場で当日販売も行う。2021年2月23日まで。

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