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大ナゴヤ大学が無料オンライン「授業」開催へ 「狂言」「銭湯」を題材に

「大ナゴヤの日」で開催される「狂言」「銭湯」をテーマにした「授業」のビジュアル

「大ナゴヤの日」で開催される「狂言」「銭湯」をテーマにした「授業」のビジュアル

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 NPO法人「大ナゴヤ大学」(名古屋市中区大須3)が10月9日、「狂言」「銭湯」をテーマにした「授業」をそれぞれ、オンラインで無料開催する。

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 「まちじゅうがキャンパス」「誰でも先生、誰でも生徒」をキャッチフレーズに掲げ、名古屋を中心とする東海圏で、「授業」と称したさまざまな形式の「学びの場づくり」を展開する同団体。毎月第2土曜には、「まだ見ぬ、面白いに出会う」をコンセプトに、老若男女が気軽に参加できる無料企画「大ナゴヤの日」を開催している。

 10月の「大ナゴヤの日」で催されるのは、「ほっこりおおらかな笑い。現代に紡がれる物語『狂言』を学ぼう!」と「銭湯、お風呂について語ろう!~コロナ禍のお風呂時間を楽しむために~」の2つ。

 10時30分~12時に行われる狂言の授業では、和泉流狂言方「能楽師」鹿島俊裕さんを迎え、狂言が表現する「笑い」とはどんなものか、狂言の基礎知識や鑑賞のポイントなど交えて学んでいく。

 鹿島さんは大学在籍時に能楽サークルに加入したのをきっかけに、狂言の世界に飛び込んだ。授業を企画した大ナゴヤ大学の若尾和義さんも数年前からプライベートで狂言を習っており、「狂言を習えると知る人は多くはないが、未経験者にも門戸は開かれている。授業を通じて狂言を身近に感じてもらえたら」と語る。若尾さんと共に企画に携わった同団体の大野嵩明さんは「狂言で描かれるのは、ばかばかしく面白おかしい『滑稽』な笑い。登場人物たちの掛け合いには人間らしい俗っぽさが感じられ、思わずクスッと吹き出してしまう。心も体も凝り固まりやすい今、狂言の笑いの魅力に触れてもらいたい」と続ける。

 15時~17時に開催される銭湯の授業は、「銭湯、お風呂好き」と公言する同団体の河津一輝さんが企画。「銭湯やスーパー銭湯の特徴」「推しの銭湯、スーパー銭湯」「入浴ルーティン、愛用のお風呂グッズ」などのお題に即して、参加者と河津さん、運営スタッフが一緒になって語り合うプログラムとなっている。

 河津さんは「名古屋近辺には昔ながらの銭湯からスーパー銭湯まで多彩にある。コロナ禍で遠くに出掛けたり人と会ったりするのが難しく、だからこそ近くにあるものの魅力に目を向けるきっかけや、好きなものが一緒な人同士でわいわいと雑談する機会をつくれたらと考えた。当日は銭湯に関する情報、こだわりのお風呂での過ごし方などをシェアするなどして、みんなで楽しい時間を過ごしたい」と笑顔を見せる。

 東海圏のみならず他地域からの参加も可能。申し込みは同団体のウェブサイトで受け付ける。参加無料。定員は狂言授業=15人、銭湯授業=8人(いずれも先着順)。申し込み締め切りは10月8日。

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