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金山で運河「堀川」のドキュメンタリー映画上映会 監督のトークショーも

ドキュメンタリー映画「堀川物語」の制作のワンシーン

ドキュメンタリー映画「堀川物語」の制作のワンシーン

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 名古屋の中心を流れる運河「堀川」を取り上げたドキュメンタリー映画「堀川物語」の上映が8月11日・13日、金山の「名古屋都市センター」(名古屋市中区金山町1)11階で開かれる。

「堀川物語」の上映会が行われる「名古屋堀川100景」写真コンクールのチラシ

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 今月21日まで同会場で開催される「名古屋堀川100景」写真コンクール展示会の一環で開かれる。

 2013(平成25)年制作の同作品。同作映画監督の森零さんは 「1610年誕生の堀川。時代とともに変わる姿や人とまちの関わり、市民の誇りと愛着を醸成するまちづくりの基盤である都市河川としての堀川の意義、魅力や未来への展望を描いた」と話す。

 堀川は、約400年前に徳川家康の命による清洲越しに際し、名古屋城築城とともに資材運搬の水路として開削された。名古屋の水運の大動脈として経済を支え、沿岸には尾張藩の
年貢米貯蔵や水運管理施設、豪商などが立地するほか、催事や庶民の生活文化の場でもあった。戦後まで物流を担ってきたが、高度成長、モータリゼーションの発達に伴い、物流機能の役割を失うと共に水質が悪化。近年は水質浄化や親水空間の拡大、堀川の歴史・文化に関する活動が活発になり、イベントなど沿岸の活用も進んでいる。

 「水質浄化や堀川自体の活用、理解はまだ十分ではなく、堀川をハード面、ソフト面でまちづくりにつなげるには、川の記憶を市民に訴える必要あると考える」と訴える森監督。

 上映会当日は、森監督と堀川に関わるゲストを招いたトークショーも開催。11日=「堀川まちネット」理事長の川口正秀さんと堀川沿いの「高山額縁店」社長の高山大資さんをゲストに迎えた「堀川の賑(にぎわ)いについて」、13日=「堀川文化探索隊」代表の伊藤正博さんと「堀川水辺活用協議会」委員の丹坂和弘さんをゲストに迎えた「堀川の過去と未来」。

 上映会&トークショーの開催時間は14時~15時30分。参加無料。各日定員は80人で先着順。会場の開館時間は10時~18時(土曜・日曜は17時まで)。月曜休館。

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