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大須に「10円まんじゅう」店−三重の老舗和菓子卸が製造販売
(2007年09月28日)
大型スーパーなどへ和菓子の卸しを行っている「扇庵」(本社=三重県松阪市)は8月24日、1個10円のまんじゅうを販売するまんじゅう店「古味知庵(こみちあん)大須観音正門前店」(名古屋市中区大須2、TEL 052-221-7780)をオープンした。同店は三重県と名古屋で4店舗展開している。
同店で扱うまんじゅうは直径35ミリ程度の大きさで、すべて1個10円。小売りは行っておらず、販売は10個入りのパック(100円)で販売している。製造は、同社と同じく松阪に本社を置く創業23年の和菓子製造会社「八昇製菓」。現在販売している種類は「黒糖まんじゅう」「薄皮まんじゅう」「ごま大福」「あん入りドーナツ」の4種類。
10円まんじゅうの店舗を運営することになった経緯について、扇庵の代表取締役の澤埜さんは「東京から派生し人気が出ている10円まんじゅうだが、和菓子を長年作ってきた当社ならどこにも負けないおいしい10円まんじゅうが作れるのではと思い製造販売を開始することにした」と話す。
同社はイオンなどの大型スーパーに和菓子を卸しているが、大型店に向けた商品では自社で作りたいと思っていたものを形にすることが難しいという。そこで、10円まんじゅうを販売するためにオープンさせた「古味知庵」を、同社の旗艦店として「自分たちがやりたいと思っていた商品、自社の特徴を生かした商品を開発し販売していく」という。
旗艦店オープンにより、「これまで直接聞くことができなかったお客様の生の声を聞くことができるようになりうれしく思っている。口コミで来店していただくお客様も多いようだ」と話している。現在の販売数は1日約1,000パック。主な客層は、大須観音に参拝に来た年配層や買い物帰りの主婦層、大須商店街のショップ店員など。
商品について澤埜さんは「10円まんじゅうでの儲けは考えていない。それよりは10円まんじゅうをきっかけとして、多くの人に『古味知庵』を知ってもらい、来ていただけるお客様に喜んでもらえる独自の商品開発をしていくことができれば」という。
もともと30年近く化粧品会社に務めていたという澤埜さんは自身の経験を生かし、今後の商品展開について「現在は、美容と健康に焦点をあてた和菓子の商品開発を行っている。和菓子にコラーゲンやヒアルロン酸を入れることで、おいしく食べることができて、知らないうちに肌が元気になっているというような商品を開発している」とし、「今後10円まんじゅうは、商品力、開発力にかかっている。商品によっては10円という価格にこだわることなく、本当に良い商品を提供していきたい」と話す。
今後の店舗展開については、「松阪の工場から配送可能な範囲で考えている。工場の状況も考慮に入れると、展開を広げたとしても10店舗程度が限度なのでは」とも。
営業時間は10時〜19時。
古味知庵
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