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メガネ店で若手作家のアート展−レンズで作った虫眼鏡で作品鑑賞
(2008年06月17日)
栄のメガネ店「VERGENCE(ヴァージェンス)」(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-7003)」で主に東海地区で活動する若手作家・トザキケイコさんの作品展「ただよう光が ゆきつくところ」が開催されている。同店では年2回、メガネを販売する店内で作家の作品を展示するコラボレーション企画を行っている。今回で9回目。
展示内容は、トザキさんの代表的な作品のひとつで、木材で作られたボックスに海岸で拾い集めてきた貝殻、石、流木などがレイアウトされ、小さな世界が作り上げられている大小の「ボックスアート」13点のほか、木材を使用したドローイング作品16点。小さい「ボックスアート」は、通常メガネを置くための棚に展示され、「メガネ用の棚のコンパクトさとメガネを照らすライトが作品にちょうどいい」(トザキさん)と笑顔を見せる。
トザキさんは当初メガネ店とのコラボレーション企画に対し、「メガネを使った作品づくりをしようか、戸惑った」が、「メガネ屋さんのレンズを虫眼鏡とし、小さな世界の作品を虫眼鏡でのぞいたら面白いのでは」(同)と思い作品を製作した。同店から提供してもらったという度数の高いメガネ用のレンズに穴を開け、柄を付けたトザキさん手作りの虫眼鏡が用意され、作品をのぞき込めるようになっている。
今回の「ボックスアート」では、もともと興味のあった「日本的な美しさ」を表現したと、約50センチ四方の大きなボックスには、枯山水のように砂に線が描かれている。「自然を美しいと思うこと。自然を神として崇拝する『優美』から始まる、間の美しさ『幽玄』、無を表現する造形『わび』『わび』の重みを突き抜けた軽さ『さび』、これらで表現される『日本的な美しさ』を勉強し、感じたことを表現した」(同)と話す。一方、「作品を作る中で、ここに川を描いたら…、ここは漁村…、この村同士はけんかしているが別の村が仲を取り持っている…などと想像を膨らませ、作品づくりを楽しんだ」と振り返る。
今回の企画について、同店店長の永田さんは「メガネ屋なので、作品を目にするお客様はメガネを求めてくる方。作品を見る目的のギャラリーとは違う層のお客さまに作品を発信できるのが面白いのでは」という。
作品は販売も行う。「ボックスアート」作品=15,000円〜、ドローイング=5,000円〜、カットした薄い紙を重ねた「カッティングアート」=30,000円、石を使った「ネックレス」=3,000円など。展示は6月24日まで。
営業時間は11時〜19時30分。水曜定休。
「ボックスアート」作品(関連画像)「ドローイング」作品(関連画像)「隙」「奥」の2字に魅せられた若手作家が個展−カッティングアートで光を表現(サカエ経済新聞)東海の若手作家、苔や貝殻などを使った小さな世界のボックスアート(サカエ経済新聞)VERGENCE
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