12年改良重ねたスケジュールノート-大須のデザイン会社が一般発売

クーグートオリジナルのスケジュールノート。左=Sサイズ(A5ワイド)、右=Lサイズ(A4ワイド)

クーグートオリジナルのスケジュールノート。左=Sサイズ(A5ワイド)、右=Lサイズ(A4ワイド)

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 名古屋を中心に広告の企画制作を手がけるデザイン会社「COUPGUT(クーグート)」(名古屋市中区大須3、TEL 052-262-6697)は11月11日、同社オリジナルのスケジュールノートを同社運営のレーベル「Coup label(クーレーベル)」から発売した。

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 すっきりとしたシンプルなデザインが特徴のスケジュールノートは、「使う人が思い思いのデザインにカスタマイズしてもらえれば」と表紙を白地にしたほか、カレンダーのページ以外は切り取り線が付き自由に切り取れる仕組みになっている。各ページには「デザインラフやアイデアスケッチを描くときに便利」な無地のページのほか、五線譜、方眼紙などが印刷されたページもある。

 12年前に同社社長の高橋佳介さんがミスコピー用紙を使って、自身が使いやすいようにと作り始めたスケジュールノートは、毎年改良を積み重ね6年ほど前に現在の形になった。「多くの企業が年末に自社のカレンダーやスケジュール帳を取引先に渡すように、クーグートでも1年の謝恩の気持ちを込めて付き合いのあるデザイナーやディレクター、ミュージシャン、ライターなどに渡すようになったことから、本格的なノートの制作が始まった」と高橋さんは振り返る。「実際に多くの人に使ってもらうことで、改善点など前向きな意見がどんどん集まってくる。そうした意見を反映していくため、普遍的なシンプルなデザインながらも毎年少しずつ変化している」とも。

 今年一番の変化はノートのサイズ。これまではA4サイズとA5サイズで展開していたが、「切り取った時にA4、A5サイズになるように」とA4ワイド、A5ワイドで各400冊を作成した。「今後もまだまだ改善の余地はある」と高橋さん。

 今年からは初めて一般への販売を開始した。主な販売場所は、パルコの書店「リブロ名古屋店」、芸術文化センター地下1階のミュージアムショップ「ナディフ愛知」、大須の雑貨&カフェ「モノコト」、新栄のカフェ「パルル」、大須の喫茶「アミーゴ」、熊本の雑貨&カフェ「ORANGE(オレンジ)」など。リブロ名古屋店では「コンセプト的にもデザイン性が高い」と、通常のカレンダーコーナーに加えて、デザイナーズダイアリーのコーナーでも展開している。

 ノートはカスタマイズにも応じている。現在は、庭師の団体やバスケットボール団体専用のノートも手掛けており、「要望があれば、それに応えたノートの制作も可能」(同)。インテリア雑貨と家具のウェブショップ「SCOPE(スコープ)」では、デザイナー・ワダケンジさんがアートディレクションを手がけ、遊び心のあるアートワークで人気のデザイン集団Bob Foundationがカバーデザインを担当した、同ショップオリジナルのスペシャルバージョンも販売している。

 販売価格はLサイズ(A4ワイド)=2,000円、Sサイズ(A5ワイド)=1,500円。スコープオリジナルバージョンはA4=2,400円、A5=1,800円。問い合わせは同社(TEL 052-262-6697)まで。

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