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大須のシアターカフェで最先端技術を駆使したアニメーション73本を特集上映

シアターカフェで上映される「Forms」 Forms  David Quayola, Memo Akten

シアターカフェで上映される「Forms」 Forms David Quayola, Memo Akten

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 大須の「シアターカフェ」(名古屋市中区大須2)で9月4日~17日、最先端技術を使ったCGアニメーションなどの特集上映「アルスエレクトロニカ・アニメーション・フェスティバル2013 名古屋上映」が開催される。

円が音に合わせて変化していく映像作品「BALLPIT」

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 オーストリアのリンツで毎年開かれるメディアアートの世界的イベント「アルスエレクトロニカ」内プログラムの一環として、世界中から集まったデジタルアニメーション作品を紹介する同企画。昨年9月、同店で名古屋初の特集上映を行った。

 今回は、2013年開催から厳選した計73作品を9ジャンル、4プログラムに分けて上映する。内容は次の通り。

 Aプログラム(90分)=屋内外の空間を華やかに演出するプロジェクションマッピングなどの3D映像の数々を集めた「エクスパンデッド・デジタル・アニメーション」9本、とっぴなラブストーリー、強引な青ワニの同居人など、個性的なストーリーを楽しめる「ナレーション」7本。

 Bプログラム(90分)=子どもの頃の思い出、未解決な問題への不安など、私的で鋭敏な心理状態について語る作品を集めた「メンタル・ステーツ」5本、ブログ形式の制作、デザイナーによる短編アニメーション制作、抽象的な作品など実験的な手法を楽しめる「エクスペリメンタル」12本。

 Cプログラム(82分)=19歳以下のクリエーターにより制作された優秀作品を集めた「ヤング・アニメーション」13本、ハイテク、ローテクを自由に駆使して産み出された、音楽と映像作品「ミュージック&イメージズ」11本。

 Dプログラム(69分)=記憶と回想の物語を集めた「メモリーズ」2本、広告や映画、ゲーム業界のCGアニメーションやVFX(視覚効果)の最新状況を知ることができる「アドバータイズメント&VFX」9本、性的妄想、暴力幻想、血、死と迫害などR16作品を集めた「レイト・ナイト」5本。

 同店の林緑子さんは「商業映画やCMのデモリール、最新のモーショングラフィックスやミュージックビデオからアートフィルムまで、従来のアニメーションの枠にはまらない幅広いデジタル映像作品を一気に眺望できる魅力的な作品群。ぜひご覧いただけたら」と来店を呼び掛ける。

 定員各回15人(予約可)。入場無料。1プログラムごとに1ドリンク(500円)を注文。上映スケジュールは同店ホームページで確認できる。火曜定休。

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