栄のライブハウス「名古屋クラブクアトロ」（愛知県名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8211）が今年で20周年を迎えるのを記念して、6月6日から7月12日にかけて21本の企画ライブを開催する。

同店はパルコの音楽情報発信基地として、東京・渋谷にオープンした「クラブクアトロ」の2号店。オープンは1989年6月。

　主なラインアップは、THE SKA FLAMES、SOUL FLOWER UNION、TURTLE ISLAND、怒髪天、TOKYO NO.1 SOUL SET×リリー･フランキー、吾妻光良＆ザ･スウィンギング、オリジナル･ラヴ、BEAT CRUSADERS、THE COLLECTORS、the 原爆オナニーズ、BRAHMAN、SHEENA & THE ROＫKETS、EGO-WRAPPIN'AND THE GOSSIP OF JAXX、曽我部恵一BAND、少年ナイフ、こだま“ECHO”和文、イースタンユース、MO'SOME TONEBENDER、ZAZEN BOYS、Tha Blue Herb、ギターウルフなど。

　「名古屋クラブクアトロに定期的に出演しているアーティスト、ここからブレイクしたアーティストなどを中心に出演依頼した」とクアトロ担当者。「クアトロと一緒に育ってきたと言っても過言ではないオリジナル・ラブや、現在進行形のアロウズや竹内電気も出演する。また地元発信で面白いバンドではタートルアイランドなど、とにかく特定のカラーに収まらないように、幅広く出演していただくことになった」と話す。「20年前に10代でライブに来ていた人たちにも十分に喜んでもらえるラインアップになっているのでは」と自信をみせる。

　20年間、名古屋の音楽シーンを見続けてきた「名古屋クラブクアトロ」。同店担当者は「トータルに考えて、ライブ会場に足を運ぶ人は減っていないと感じる。ライブはCDなどとは違って、アーティストそのものの息づかいや、その時間と空間を共有できる最良の音楽体験。またアーティストもツアーを多く回ることで、ライブ会場では、その体験の付加価値として、CDやT-SHIRTSなど商品売上を確保していく傾向が近年は強くなっている」と話す。「この周年企画では、世代関係なく、アニバーサリーな空間を一緒に祝ってもらえたら。ほかでは見られないような対バン形式でのライブ構成も見どころの一つ」とも。