大須観音正面入り口から商店街に続く「仁王門通」で8月24日、大須商店街周辺の住民や店舗スタッフらを対象とした「流しそうめん」が開催された。今年で2回目。
当日は商店街のアーケード内に全長約30メートルの竹の滑り台を設置。18時30分ごろからそうめん流しを開始した。竹は1週間前に商店街の人々が山へ切りに行き、当日の午前中から竹を切るなどして組み立てたという。麺つゆを入れる器も竹を利用した。
「みんなが楽しめるように」と企画された同イベントには、大須小学校の6年生らも招待され、そうめんが振る舞われた。竹に流されたのは、そうめんだけでなくぶどうなどのフルーツ類やシャコなども。会場に居合わせた人々の中には「初めて流しそうめんを体験した」と話す人も多く、勢い良く流れていく食材にタイミング良くはしを入れ、思い思いに楽しんでした。
「昨年はそうめんが足りなくなってしまったため、今回は昨年よりも量を増やし300食分を用意した」(関係者)という会場では、参加者全員がおなかいっぱいに。偶然通りかかった通行人らにも声を掛け、そうめんやドリンク類などを振る舞っていた。
イベント終了時、主催者が「また来年もやりたいかー?!」と声を掛けると、小学生らから「おー!」と力強い反応が寄せられた。