栄に4月6日、洋食店「キッチン Sousyo(ソウショウ)」(名古屋市中区栄5)がオープンした。
店舗面積は13坪。アットホームな雰囲気の店内は、カウンター席とテーブル席で合計23席を用意する。オープンについて、「自分の店で、自分が気に入ったものを出したかった」とオーナーシェフの野口操生(そうしょう)さん。ランチでは洋食を提供し、夜は居酒屋メニューも加えアルコール類を提供する。
新鮮で安い素材を手に入れるため柳橋中央卸売市場に毎日出向くなど、食材の仕入れ先にもこだわる野口さん。手間暇を惜しまず作りあげる料理は「素材本来の味を引き出せるよう」調味料としてのニンニクは一切使わない。
野口さんの「おすすめ」メニューはハンバーグ。飛騨牛を国産牛の赤身にブレンドし柔らかさを増すため、2割ほど豚肉を混ぜたハンバーグは、フライパンで焼き目をつけてからオーブンで仕上げる。「肉本来の味を楽しんでもらうため、まずは塩で食べることをすすめている」と野口さん。自慢の柔らかさは、「冷めてもそのまま、肉汁も固まらない」という。
ランチは、A(エビフライ3匹=980円)、B(ハンバーグ230グラム=750円)、C(空揚げ=730円)の3種類で、焼きたてのパンまたはライスとスープが付く。合鴨のイタリアン・ピラフ(スープ付き、680円)も。
夜は洋食メニューを中心とした居酒屋メニューに。「ベーコンの刺身」(880円)、「イタリアンお好み焼き」(850円)、「和牛脂のおこげ焼き」(580円)などのつまみ類から、サラダ、ご飯物、串もの、ピザ、ハンバーグ、空揚げ、ピラフなども提供する。そのほか、「大きいサイズは、おいしさが詰まっている」と、900グラムのハンバーグや21インチのピザもメニューに並ぶ。アルコール類は、生ビール「ブラウマイスター」(480円)のほか、ワイン、サワー、焼酎、ウイスキーなど取りそろえる。
昼はサラリーマン、夜は近所の人たちが多く見受けられるという同店。「値段とサービス面を考慮して今は及第点かな」と野口さん。「今は設備が整っていないが、得意料理でもある生パスタもゆくゆくは出したい」という。「できるだけ素材を生かして毎日気軽に食べられるものをつくりたい。工夫できることは、すべてやって『おいしい』と言ってもらえることが一番」と目を輝かせる。
営業時間は11時45分~15時、18時~23時30分。