大友産業(名古屋市中区錦2、TEL 052-231-5181)は6月1日、名古屋開府400年記念公式商品として「三英傑『戦国飴(あめ)』」を発売した。
戦国飴は、同社が2008年10月から手掛けている戦国武将の家紋をデザインした、切っても切っても同じ図柄が出て来る金太郎飴。現在「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」「前田慶次」「石田三成」「上杉謙信」「直江兼続」の7武将を取り扱っており、それぞれの武将の逸話や出身地にちなんだ味付けと職人が細部まで丁寧に仕上げた図柄が特徴。
作ったきっかけは「名古屋城本丸御殿の再建を聞いたことから」と同社社長の加藤陽介さん。尾張で生まれ育った加藤さんは「売り上げの一部を寄付することにより、お世話になった地元名古屋に貢献しようと考えた」という。発売から約1年半で約3万個を売り上げた戦国飴シリーズ。「当初予想の倍以上の売れ行き」と驚きの声を上げる。
今回、発売になった「三英傑『戦国飴』」は戦国飴シリーズの「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」各4粒、計12粒を詰め合わせたもの。織田信長「楽市飴」は南蛮文化を進んで取り入れたハイカラ好きな信長にちなみぶどう酒味に、豊臣秀吉「太閤飴」は約1,300人を招いて行った宴「醍醐の花見」にちなみ桜味に、徳川家康「縁起飴」は関ヶ原の合戦で本陣を据えた桃配山にちなみ桃味に、それぞれ味付けした。価格は399円で、販売は12月まで。
「名古屋開府400年祭が少しでも盛り上がってもらえれば」と商品化した「三英傑『戦国飴』」。期間中の目標販売数は、1万個。「地元の方はもちろん、戦国武将ゆかりの地へ行った土産としてもおすすめ」と加藤さん。「戦国飴を通じて、たくさんの方々に地元三英傑の家紋の飴をきっかけに名古屋と三英傑に興味を持ってもらえれば」と期待を寄せる。
同社が運営する「戦国飴本舗ネットショップ」で販売している。今後、店舗での販売も視野に入れる。