大須エリアの大津通沿いに8月にオープンした「加賀名人のファミコンバー」(名古屋市中区大須4、TEL 090-1820-8797)が話題を集めている。
オーナーは、教育やネット販売など複数の事業を展開している加賀俊樹さん。レトロゲームをするのが趣味だという加賀さんは、ファミコンバーの存在を知り「名古屋では聞いたことがなかったから」と今回、事務所と併設するかたちでファミコンバーをオープンした。
高橋名人などでファミコン世代の人たちになじみのある言葉「○○名人」。自身もゲームの全国大会出場経験や「まんだらけ」のファミコンゲーム大会で優勝した経歴を持つ加賀さんは、印象に残るようにと店名を「加賀名人のファミコンバー」と名付けた。得意なゲームは対戦型格闘ゲームとシューティング。
店舗面積は約9坪。席数はソファ席を中心にバーカウンター、丸いすなどで10~15人分を用意する。店内にはゲーム用モニター4台を設置し、ファミコン、スーパーファミコン、PCエンジン、メガドライブ、セガサターン、ゲームボーイ、Xbox、プレーステーション2、Wiiなどのゲーム機でさまざまなゲームを楽しむことができる。「パッと思いつくゲームは一通りそろえている」というゲームはファミコンだけでも600~700タイトルを数える。
料金は、スナック菓子やドリンクが付いた「食べ+飲み+遊び放題プラン」2時間=2,500円、5時間=4,000円など。お試しとして初回のみ1時間1,000円(1ドリンク付き)プランも用意する。途中でプラン変更も可能。
オープン以来、20~40代のファミコン世代ビジネスマンが多く来店するという。予約で満席になる日もある同店は「昔のおもちゃ屋や友だちの家で遊ぶ」ことをイメージし、ゲームセンターや漫画喫茶とは一味違う「居心地の良さ」「みんなで対戦する楽しさ」が味わえるファミコンバーならではの店作りを目指す。
要望があれば来店客とのゲーム対戦にも応じる加賀さん。「得意分野であれば8~9割の勝率くらいかな…」とほほ笑む。「昔のおもちゃ屋のように、ゲームを通して同じものを好きなもの同士がみんなで楽しむことができる場、気軽に集まれる場を提供できれば」と話す。
営業時間は14時~22時30分(入店は20時40分まで)。水曜定休。