「青柳ういろう」で知られる名古屋の老舗和菓子店「青柳総本家」(名古屋市守山区)は10月16日、「名古屋おもてなし武将隊」とコラボした新商品「武将 生ういろう」の販売を開始した。
名古屋名物「ういろう」を食べたことのない人や「ういろう」のことをあまり知らない若い世代に向けて企画したという同商品。今や名古屋の顔「名古屋おもてなし武将隊」とタイアップした同社の自信作「生ういろう」で新たな「名古屋名物」を目指すとともに、「武将都市名古屋」のさらなる盛り上がりを狙う。
生ういろうは、原材料をせいろに流し蒸気をあて「手間暇かけて」作り上げる商品。「通常のういろうより、もっちりとした食感が特徴」だという。商品は、名古屋三英傑である「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の3種類。それぞれの武将にゆかりのある食材を採用し仕上げた。ポルトガルから伝わった赤ワインを好んで飲んでいたとされる織田信長は赤ワイン味、茶の湯文化を開花させた豊臣秀吉は濃茶味、徳川家康は好物の八丁みそ味とした。
パッケージにも工夫を施す。箱詰めやフィルム包装をメーンとする同社の商品だが今回、初の試みでスチール缶を取り入れた。武将隊をそれぞれ単一色でプリントしたシルバーの缶は「若い人にも手に取ってもらえるよう、従来の商品よりファッション性を高くした」という。
価格は、1本=683円、3本入り=2,205円。栄周辺では大須直営店で販売するほか、エスカ店、テルミナ店、セントレアなどでも取り扱っている。