市民大学「大ナゴヤ大学」が10月30日、栄の「某所」でゲリラ・ガーデニングを行う。
大ナゴヤ大学の中で立ち上がった部活動「地球の生物部」の一環で行う同活動。同部の立ち上げについて、大ナゴヤ大学学長の加藤慎康さんは「COP10が名古屋で開催されたことを機に、市民レベルで何か活動を継続できないかと考えていた際に、広告代理店・新東通信さんと、デザイン事務所のピースグラフィックスさんから『COP10を機に何か一緒にやれないか』とのお話をいただいた」とし、「企画とデザイン、企業への参加呼びかけといった役割が、3者がそろえばバランスよくできるのではと思い部の立ち上げを決めた」と振り返る。
当日、活動の参考にするのは、世界各地で広がりつつある活動の「ゲリラ・ガーデニング」。「ゲリラ・ガーデニングでは、ある日突然勝手に、荒れた土地に花を植えたりするが、大ナゴヤ大学では、『勝手に』という部分はなくしている」と加藤さんは笑う。「ただ、少し秘密めいた感じは残したいので、参加者の方には場所についてのアナウンスはしていない」とも。
当日は事前に大ナゴヤ大学スタッフらが1枚ずつプリントしたTシャツと軍手を参加者に配布。「ガーデニング自体を一つのパフォーマンスととらえ、より多くの人に植物や生き物をより身近に感じてもらうきっかけになれば」。ガーデニング自体の活動にも名前を付けた。その名も「スコップ・サプライズ」。「スコップを持って生き物たちにサプライズを」との思いを込めたという。
現在は、さまざまな企業の協賛を募っている。「ゆくゆくは、ガーデニングをした場所の回りの企業さんやショップの方々も巻き込んだ活動になっていけることが理想」と加藤さん。「ひとまず、当日は雨に降られることなく企画を遂行し、植物を植えた場所が参加者の方々にとって愛着のある場所になってもらえれば」と期待を込める。
スコップ・サプライズの開催時間は7時45分~11時(予定)。参加希望者はホームページから申し込む。