「長い間、待たせてごめん」-名古屋グランパスが優勝報告会

名古屋グランパス「ファン・サポーター優勝報告会」に登場した選手ら

名古屋グランパス「ファン・サポーター優勝報告会」に登場した選手ら

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 Jリーグ開幕から18年目悲願の初優勝を果たした名古屋グランパスが12月5日、「ファン・サポーター優勝報告会」を行った。

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 青空が広がる久屋大通公園「光の広場」(名古屋市中区栄)には約4,500人のファン・サポーターが詰め掛け、グランパスカラーの赤色一色に染まった。選手が会場に到着するまでの間、スペシャルゲストとして登場したグランパスOBの小倉隆史さんとスタジアムDJのYO!YO!YOSUKEさんとともに開幕戦から優勝までの軌跡を映像で振り返った。「今季は優勝候補に挙げていた」と小倉さん。優勝が決まった試合では「選手が緊張してプレーしている中、ハラハラしながら見ていた」とも。

 全選手をファンらの掛け声とともに紹介後、選手登場。河村たかし名古屋市長、片桐愛知県副知事らも祝福に駆け付けた。ドラゴンズの優勝報告会では応援歌を熱唱した河村市長だが、「ロック調で難しい」と今回、歌の披露は遠慮。片桐副知事ともに「初優勝おめでとうございました」と述べた。ストイコビッチ監督は体調不良で欠席した。

 続いてJリーグチェアマン大東和美さん、かつてグランパスに所属し現在海外で活躍する本田圭佑選手、吉田麻也選手からのビデオメッセージを紹介。本田選手は「いつか皆さんと(クラブ世界一を決める)クラブワールドカップで会えるのを楽しみにしている」とコメントし、会場を盛り上げた。

 報告会は、小倉さんと選手たちの絶妙なトークで和やかに進行。チームを代表して主将のGK楢崎正剛選手が開口一番、「長い間、待たせてごめん。われわれは優勝しました」とあいさつ。「チームやサポーター、(目の前の)皆さんの勝利です。ありがとうございました。皆さんの喜ぶ姿うれしく思う。これからも(共に)喜び合えるようなチームでありたい」と感謝の気持ちと今後の抱負を述べた。

 最後に会場に集まったファン、サポーター全員で「名古屋グランパス。チャチャッチャ、チャッチャ(手拍子)」と大エールを掛け合い、J1初の栄冠を手にした喜びを分かち合った。

 今年1年、中日ドラゴンズのリーグ優勝、名古屋グランパスのJ1リーグ初制覇と名古屋の街が歓喜に沸いた年になった。

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