中日ビル(名古屋市中区栄4)内の会議室で12月3日、工作絵本「あたらしいみかんのむきかた」に基づいたワークショップが開催される。主催は愛知県で、ミカンの産地・愛知県蒲郡市や美浜町のみかんをPRするイベント「あいちのかんきつフェア」の一環。
昨年11月に発売された同書は、10月に第2巻が発売される人気ぶり。新刊「あたらしいみかんのむきかた」では、掲載されている図の通りにミカンに図を引き、それにそって切り込みを入れていくと、ウサギやネズミ、鳥、エビ、イカなどさまざまな動物に皮が広がるというユニークなミカンのむき方を紹介。
今年1月には渋谷のタワーレコードで「NO MIKAN, NO LIFE.」と題したワークショップを開いたり、ツイッター上で作品を公開し合うファンが増えたりするなど、さまざまな世代に広がりを見せ話題になった。著書は大阪芸術大学芸術学部美術学科卒の牧師・岡田好弘さん。
今回のワークショップについて、農林水産部園芸農産課の早川さんは「蒲郡や美浜のミカンの消費がいまいち伸び悩んでいるので、毎年フェアを開催している」とし、「岡田さんが考案したユニークなミカンのむき方は子どもちにも楽しんでもらえると思える上、むいた後にミカンを食べる(笑)。多くの人に楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
当日は岡田さんのほか、「小学生と中学生の岡田さんの娘も先生級の腕前」として助手として登場する予定。現在、愛知県では、ワークショップ参加者を募集している。
開催時間は10時30分~と、13時30分~の2回で各回40分程度を予定。問い合わせは愛知県果樹振興会あいちのかんきつフェア担当(TEL 052-954-6418)まで。