名古屋市都心部で11月10日、「ナゴヤシティサイクリング 2012」が開催される。市内約15キロメートルにわたるサイクリングは、名古屋では初めての試み。主催は、公益社団法人名古屋青年会議所(名古屋市中区栄1、TEL 052-221-8590)。
同イベントは、昨年度、警察庁から発表があった「自転車の原則車道走行」の通達を受け、自転車利用のルールやマナーの啓発を目的として実施。「通達はあったものの、実際には車道のどこをどう走ればいいのか分からなかったり、車との並走を怖いと感じたりする自転車ユーザーも多い。そういった現実とのギャップを埋めたい」と、名古屋市自転車利用課の松村さん。
当日は、名城公園をスタートし、テレビ塔をゴールとする走行時間 120分ほどのコース。約1000人が参加予定で、河村たかし名古屋市長も参加する。「ルールに従って団体で走ることで、恐怖感なく、車道走行を体験してもらえるのでは。名古屋城や久屋大通、大須、鶴舞と各所を回ることで、中区周辺の街の魅力も発見してほしい」とも。
走行時には、参加者は同じTシャツを着用。「カードライバーや地域住民の方々に、車道を走る自転車の存在を意識してもらいたい。自転車・自動車・歩行者がお互いに認識しあい、共存できるような社会づくりのきっかけとして、楽しみながら自転車利用のルールやマナーを学んでもらえれば」(松村さん)。
開催時間は8時30分~13時(受付=7時30分~、小雨決行)。申し込みはオンラインエントリーかFAXで、10月31日まで受け付けている。詳しくはホームページで確認できる。