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非常食の定期宅配サービス「ヤモリ」がリニューアル-別会社に運営移行

運営元のR-pro岡本さん

運営元のR-pro岡本さん

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 店舗プロモーションやコンサルティングを行う「R-pro(アールプロ)」(名古屋市中区大須2)は1月5日、非常食を定期的に宅配するサービス「yamory(ヤモリ)」をリニューアルした。

「yamory(ヤモリ)」が提供するレトルト食品など

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 同サービスは、地震などの災害時に必要な水やレトルト食品といった非常食を2~5日分、半年おきに宅配するもの。「非常食が備蓄されているのが当たり前の世の中に」という創業者・古川さんの思いに共感し、同社が運営を引き継ぐ形となった。古川さんは同アドバイザーに就任する。

 「災害に限らず、予期せぬ何かを予防することが苦手な人は多い」と話すのは、同社・岡本さん。「僕自身も予防は苦手。けれど、半年おきに非常食が届けば、本人が忘れていても思い出すきっかけになる。必要だと思いながらも、非常食を買ったり、管理したりが面倒な人にぜひ活用してほしい」とも。

 商品のラインアップは、「ベーシック2000」(2日分、4,200円)、「ベーシック3000」(3日分、6,300円)、「ベーシック4500」(5日分、9,450円)の3コース(各大人1人分、年2回配送、送料別)。それぞれの日数に応じて、ご飯やおかゆ、レトルトのカレーや中華丼、ペットボトルの水が届く。ウェブフォームまたは専用ファクスで注文を受け付けている。

 「特に名古屋では、東南海地震のことをよく耳にするし、周りの人々の地震意識も高い。いざというときに非常食を切らさない、いつか来る災害や非常食の保管場所を忘れない、消費期限のある食品を無駄にしないことがポイント」と話す岡本さんは、東日本大震災後、被災地での支援活動も継続的に行っている。

 「今後は、もっとおいしい非常食の開発や新しい防災コンテンツも増やしていきたいので、一緒に作ってくれる食品メーカーや防災の専門家も募集している。こうした活動や商品を通じて、防災という堅苦しいテーマを、もっと身近で楽しくて、かっこいいものに変えていければ」と、意気込む。

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