名古屋・栄の百貨店「丸栄」（名古屋市中区栄3）の屋上に11月22日、夏場にビアガーデンを展開しているスペースを生かした「丸栄屋上牡蠣小屋食堂」がオープンした。店舗は厚手のビニールカーテンで覆われ、店内は料理の蒸気や来場者の熱気でにぎわっている。

カキ料理をメーンとしたコース料理を提供

　漁村にあるカキ小屋をイメージした同店は、3種類のスープから選べる「牡蠣鍋」や目の前で豪快に蒸しあげる「殻付き蒸し牡蠣」など、「冬の味覚の王道」のカキを思う存分堪能できる。カキ料理をメーンとしたコース料理と一緒に、アルコールやソフトドリンクの飲み放題メニューも提供する。席数は150席。2時間制。

　「冬場の開催は今年が初めて。『ウォームシェア』という冬の節電の一つとして、集まった仲間と肩を寄せ合い、暖をとりながら、屋外で飲むきっかけを提案できれば」と丸栄広報担当の山中さん。

　「栄かいわいは今季、屋外飲食ブーム。当店では、夏場のビアガーデンのノウハウを生かして、初開催に踏み切った。忘年会や新年会など、今年はちょっと変わったところで行いたい人にもおすすめ」

　大人料金は、「牡蠣コース料理・アルコール飲み放題付き」＝3,980円、「牡蠣コース料理・ソフトドリンク飲み放題付き」＝3,380円。子ども料金（小・中学生が対象、小学生未満無料）は「ご飯・汁物・ソフトドリンク飲み放題付き」＝500円。

　コース料理のほかに、有料メニューとして「カキフライ（4個）」（750円）や「牡蠣グラタン」（650円）、「肉じゃが」（500円）、「タコ焼き（8個）」（400円）なども提供する。

　「（飲み屋街ではなく）なじみのある百貨店の屋上という安心感と屋上の開放感が特徴。会社勤めの方や休日に買い物にいらっしゃった方、ご家族連れの方など、お子さまから年配まで幅広い世代に楽しんでもらいたい」と話す山中さん。「栄のど真ん中で、日常の中の非日常的な空間を満喫してもらい、よい気分転換にもなれば」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は17時～21時30分（土曜・日曜・祝日は12時～）。来年2月11日まで。