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大須シアターカフェが開店3周年-記念大解放祭を開催

シアターカフェで開催される「開店3周年記念大解放祭」

シアターカフェで開催される「開店3周年記念大解放祭」

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 大須のシアターカフェ(名古屋市中区大須2、TEL052-228-7145)が、4月でオープン3周年を迎える。これを記念して3月、4月に記念イベント、特別プログラムの上映を行う。

3周年記念プログラム「田崎恵美監督大全」

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 3月28日、29日は「開店3周年記念大解放祭」を開催する。同店では記念イベントに向け、上映作品を広く募集。応募された25組27作品(5プログラム)を2日間に分けて上映する。実写、アニメーション、ドキュメンタリーとジャンルにこだわらない幅広いラインアップ。観客の審査による「観客賞」を選び、29日には審査発表と1品持ち寄りの打ち上げパーティーを行う。
 同店の江尻真奈美さんは「開店1周年の際にも募集での上映を行い、全国から多くの自主作品が集まり盛況だった。つながりができた作家の方も増え、自主制作を応援したいとの思いから、今回あらためて企画した。応募者は地元作家が7組で、あとは東京、大阪など広範囲。できるだけ監督には上映時に来店いただく予定でいる」と話す。

 4月11日~17日には「3周年記念プログラム」として「田崎恵美監督大全」を上映する。田崎監督は大阪府出身。早稲田大学映画研究会で映画製作を始め、「第22回東京学生映画祭」グランプリを受賞した「ハイランド」や「第32回ぴあフィルムフェスティバル」エンタテインメト賞・企画賞の「アンナと二階の部屋」などで注目を浴びる新進作家。
 上映されるのは2プログラム4作品。Aプログラムは「アンナと二階の部屋」と最新作「海にしずめる」。Bプログラムは「ハイランド」と「第64回カンヌ国際映画祭」短編部門に正式ノミネートされた「ふたつのウーテル」。
 江尻さんは「田崎監督の作品は店のオープン時のプログラムで上映した。今回は待望の新作とともに過去の作品を全て上映する。ぜひ、足を運んでいただけたら」と話す。

 オープンからの3年を振り返り「あっという間の3年。今は映画館でさえ厳しい環境ですが、見に来てくれる皆様、上映させてくれるクリエイターの方々がいる限り、がんばっていきたい。3年間で培ってきた監督たちとの縁を大切に、ここに来れば面白い作品が見られるという場所であり続けたい」と江尻さん。
 短編アニメーションなどの上映に力を入れている同店の林緑子さんは「3周年を迎え、スペースとして、ようやく一区切りと感じている。短編アニメーションの制作と発表を取り囲む環境はどんどん変化している。発表と交流の場としての店のあり方を含め、これからもいろいろと考え、活動していきたい」と意気込みを見せる。

 「開店3周年記念大解放祭」は入場無料(1ドリンクオーダー必要)。3月29日は18時30分から観客賞の結果発表と打ち上げパーティーを開催(1ドリンクオーダー必要、1品持ち寄り)。
「田崎恵美監督大全」は入場料1プログラム1,300円、2プログラム2,100円(ともに1ドリンク付)。

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