千種区の今池商店街で2月28日、名古屋グランパスのスタッフ、今池商店街連合会、サポーター有志が、サポートフラッグの掲出を行った。
フラッグ掲出は開幕を迎えるチームの応援を目的に、毎年サポートタウンで行われている。今回は今池のほか、瑞穂通商店街、安城商店街でも同日に開催した。栄の東新商店街や大須商店街など県内各地の街が、今年もサポートタウンとしてチームの新シーズンを応援する。
チームスタッフと商店街のメンバーは、集まった約50人のサポーターにチームのエンブレムや「LOVE GRAMPUS(ラブ・グランパス)」のロゴなどが入ったフラッグを配布。今年からホームタウン推進部に就任した中村直志さんが参加して、街路灯の約200本のフラッグを新しいものに取り換えた。
今池商店街連合会の青山祐司さんは「フラッグ掲出はサポーターの皆さんと商店街で、チームに何ができるのかを話し合ったことから始まっている。街が街路灯にフラッグを付ける環境を整え、チームがフラッグを用意してくれて、サポーターが一緒に取り付けてくれる。街、チーム、サポーターが良い関係だからこそできること。皆で一緒にチームを支えるサポートの原点だと思う」と話し、「勝って話題になると、街が盛り上がる。その盛り上がりが、チームの成績にもつながるはず。今年はぜひ、地元を盛り上げてほしい」と新シーズンの躍進を期待する。
中村さんは「毎年、サポートタウンの皆さんがフラッグを付けてくれたことは知っていた。選手時代とは違う目線で一緒に作業してみて、チームを盛り上げるために頑張ってくれることが分かり、うれしかった。今年はチームとサポーターがさらに親密になり、近い距離で関わっていけるようにしたい」と話す。
3月7日はシーズン開幕戦。グランパスOBが参加する中村さんの引退試合も行われる。「皆さんの尽力や支えがあるからチームがプレーできる。結果を出すために、選手はがんばってほしい。僕はあまり練習ができていないので心配だが、集まってくれた皆さんにいいプレーを見せられたら」と話し、スタジアムへの来場を呼び掛ける。