名古屋グランパスの女性サポーターの愛称が9月12日、「おグラちゃん」に決定。豊田スタジアムで行われたJリーグ・ベガルタ仙台戦の開始前にサポーターに発表された。
今回の愛称企画の発案は名古屋グランパスを応援する学生サークル「gran+(グランプラス)」。8月12日の横浜F・マリノス戦と22日のFC東京戦のホームゲーム2試合でブースを出展し、「名古屋グランパス女子サポーター愛称」を募集。10の候補を選出して、ウェブページで投票を呼び掛けた。
同サークルは名古屋市が進める「学生タウンなごや」構想の一環事業「NAGOYA学生キャンパス ナゴ校」のチーム。10大学から集まった学生が、サポーターや地域と学生を結ぶ架け橋となることをテーマに活動している。
代表の谷明憲さんは「今回の企画は女性メンバー陣からの提案。好きなアーティストのライブに行くような気軽な感覚で、スタジアムに女性が来られるようにしたいというコンセプトで考えた。より親しみが持てるように女子サポーターの愛称を決めてはどうかとなった」と話す。
投票の結果、「しゃちっこ」「グラ女(じょ)」「しゃちガール」などの候補の中から「おグラちゃん」が得票数1位となった。
「クラブにも企画を公認していただき、多くの投票が集まった。グランパス広報の方によると、上位はかなりの接戦だったらしい」と谷さん。「今後はツィッターやSNSなど様々な方法で愛称を広めていきたい。いずれ女性向けの『おグラちゃん』グッズが生まれて、サポーターに親しまれる愛称になれば、とてもうれしい。これからも学生がスタジアムに足を運びたくなるような活動をしていきたい」と意気込む。