栄のナディアパーク（名古屋市中区栄3）デザインホールで10月11日、女性のがんについての市民公開講座「女性のがん：最前線」が開催される。主催は日本癌（がん）学会、日本対がん協会。

　「日本癌学会」はがん研究の発達を図ることを目的に1941（昭和16）年に創設。毎年、シンポジウムや市民公開講座を開催するなどの活動を行っている。「日本対がん協会」は早期発見や早期治療、生活習慣の改善によってがんを撲滅することを目的に1958（昭和33）年に設立。がん知識の普及や啓発、がん患者と家族の支援事業などに取り組んでいる。

　今回の講座は女性のがんについての4つの講演とパネルディスカッション。講演内容は「女性がかかるがんのリスクと予防」（永田知里さん：岐阜大学大学院医学系研究科疫学・予防医学教授）、「あなたのための乳がん検診」（東野英利子さん：公益財団法人筑波メディカルセンター、つくば総合健診センター診療部長）、「婦人科がんをもっと知ろう」（吉川史隆さん：名古屋大学大学院医学系研究科産婦人科学教授） 「ひとりひとりに最適な乳がん治療を目指して」（岩田広治さん：愛知県がんセンター中央病院院長兼乳腺科部長）。大学院研究科の教授、医師らが最新のがん研究や医療の現状を解説する。講演の後はパネルディスカッションが行われる。

　13時開講。参加無料。定員500人（先着順）。参加申し込みは10月5日まで。