栄の「オアシス21」(名古屋市東区東桜1)銀河の広場で10月28日、スポーツと仮装を組み合わせたイベント「バブルサッカー体験会 仮装コンテストカップ」が開催された。
バブルサッカーはノルウェーのサッカーバラエティー番組の企画で2009年頃に誕生した新スポーツ。選手は空気で膨らませた「バンパーボール」と呼ばれるビニール素材の球体を着用し、前後半5分ずつの対戦でゴール数を競い合う。日本では2011年に東京で初開催され、以後各地に普及している。
日本バブルサッカー連盟・東海支部統括の榊原洵さんは「3年前に東京タワーで行ったイベントから始まり、現在は全国で延べ2万人くらいの方が体験している。オアシス21での体験会は今回で2回目。ぶつかったり、跳ねたり、転がったりして、平衡感覚が揺さぶられるジェットコースター感覚のスポーツ。柔らかいバンパーボールを着用しているので、男女一緒に気軽に楽しめるのも人気」と話す。
この日はハロウィンに合わせた仮装OKのイベント。更衣室やメークアップブースも用意して、スタッフもお菓子を配りながらコスプレで出迎えた。オープニングには栄を中心に活動するアーティスト「OSARI(オサリ)」の2人が登場し、ステージを披露。参加者に準備運動も呼び掛けながら、開会を宣言した。参加者はイベントを楽しみながら、初めてのバブルサッカーを体験した。
ゲームを終えてバンパーを脱いだ参加者は「フットサルの経験があるが、まったく違う種目だと感じる。足元が見えづらくて、思い通りにいかなかった。とても楽しかったので、また機会があったら友だちを誘って出てみたい」と感想を話した。
榊原さんは「いろいろな方に興味を持ってほしかったので仮装も楽しめるイベントを企画した。今後も体験会を開き、フットサルなどほかのスポーツや施設と協力しながら、バブルサッカーの楽しさを広めていきたい。ヨーロッパを中心に愛好者が増えていて、2016年秋の世界大会開催に向けて動いている。名古屋からチームを出場させることが大きな目標。ぜひ一度、体験していただけたら」と呼び掛けた。