全国のご当地レスラーを紹介する本「ローカルプロレスラー図鑑」の発行を目指すクラウドファンディング・プロジェクトが11月2日に目標を達成。通巻2号目となる2016年版の制作が決定した。
名古屋在住でプロレス観戦記サイト「たこ焼きマシン.com」を運営する「たこ焼きマシン」さんが、日本各地で取材を重ね制作する同図鑑。「全国レベルで取り上げられることが少ないローカルプロレス団体・選手を紹介したい」との思いで2月にクラウドファンディングに企画を提案。300人を超える支援者が集まり、5月に第1号となる「ローカルプロレスラー図鑑2015」を発行した。
2015年版では北海道から沖縄までの21団体に、台湾やフリーランスを加えた180人のプロレスラーをオールカラーで解説。クラウドファンディングの協力者に配布した後、「愛・プロレス博」や「今池プロレス商店街」などの試合会場で販売された。
2016年版「ローカルプロレスラー図鑑+2016」の制作はクラウドファンディングサイト「moonshot(ムーンショット)」で11月1日から、支援を募集開始。サイト史上最速のわずか1日で企画達成となった。
「2015年版の発行後、図鑑を手にした皆さんから、さまざまな反響が届いた。中でも多かったのが、2016年版も作ってほしいとの声だった」とたこ焼きマシンさん。「発行後にお礼を兼ねて全国のプロレス団体を観戦した際、サイン帳として使っている方を多く見かけた。さらに多くのファンとレスラーが交流するきっかけを作れるのではないかと考えた。2015年版のクラウドファンディングには『みちのくプロレス』からも支援をしていただいた。2016年版への掲載をお願いしたところ、快く許可をいただけた。ローカルプロレスの先駆け的存在を掲載できることも発行を決心した大きな理由」と話す。
たこ焼きマシンさんはすでにいくつかの団体を取材。掲載選手数がさらに増加する予定で、今回も「週刊プロレス」編集次長などを務めた「鈴木健.txt」さんに文章校正をお願いするという。「変わらずローカルが中心だが、関東圏の団体・選手も追加するのでタイトルにプラスを追加した。フリーランスや海外で活動するレスラーの紹介も増やせる見込み。ボリュームも内容も前回を上回るものにして、支援してくれた皆さんに喜んでいただきたい」と意気込む。
発行予定日は2016年2月15日。仕様はA4判、130ページ以上。価格(支援額)は1冊3,000円(送料込み)。一般書店での流通はなく、クラウドファンディングとプロレス会場(日時未定)のみで販売。