栄・錦から人影が消えた-W杯でスポーツバーなどに集結

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 サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会、日本対オーストラリア戦を観戦するサポーターが12日、栄エリアのスポーツバーやクラブに集まった。

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 150インチの大画面を設置する鶴舞のスポーツバー「LA COPA CAFE」(千代田4、TEL 052-323-6138)は、吹き抜け2階建ての店内は満員。試合開始前に約500枚のチケットを完売し、外には店内に入れないサポーターたちが溢れた。店内では、日本の国旗などのシールを顔など体につけるサービスも。

 同じく鶴舞のタコスショップ「JERRY’S UNO」(千代田2、TEL 052-242-4534)は、今大会のために新たに大型スクリーンを設置した。通常50人でいっぱいになる店内は、約100名のユニフォームを着たサポーター達で埋め尽くされていた。

 名古屋パルコ近くにあるスポーツバー「Sportiva」(栄3、TEL 052-238-7787)では、店内に入場する際に「日本代表のユニフォームかサムライブルーのTシャツを着ていること」というドレスコードを設定し、店内は青一色に染まっていた。ハーフタイムや試合中はオーナーの齋藤さんがマイクを使ってサポーターたちを鼓舞し、店内の床が揺れるほどの熱気に包まれていた。

 また、「OZON & SPIRAL」「Jmax」などのクラブでも、代表応援ソングのトランスバージョンをかけるDJイベントなど、ワールドカップ観戦応援イベントを開催。選手入場の際「ニッポンコール」で手拍子が始まり、観客は一気にスクリーンに集中、国歌斉唱の際は一緒にスクリーンに向かって大合唱するシーンも。中村俊輔選手が1点先取すると、大歓声のもと「俊輔コール」が始まり、「俊輔はやっぱりやってくれた」と、ビール片手に盛り上がりを見せた。

 結果、逆転負けした試合終了後、「UNO」で観戦していたサポーターの中で、「だめだもう終わった」(26歳・男性)と愕然としている友人に対し「ここで諦めたら全てが終わってしまう。残りの試合に望みを託そう」(23歳・女性)と、サポーター同士で次回クロアチア背戦に向けて勇気付け合うシーンも。

 試合中、普段は賑わいを見せる栄・錦界隈の繁華街にはほとんど人影が見られず、代わってスポーツバーなどからの歓声が夜の街を支配していた。

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