NHK名古屋放送局が3月3日、中部地方に向けての4月からの番組編成と新キャスターを発表した。
同局は地域の安全・安心を守る情報発信や地元を元気にする番組の放送など6項目の重点事項を紹介。5月の伊勢志摩サミット、10月に愛知県で行われる「国民文化祭」などさまざまなイベントを丁寧に伝えていくと発表した。
新番組は日曜13時5分から放送する中部7県向けの「日曜Tube」。地元に根を張って生きる人々の物語を追うドキュメンタリー「ショート ストーリーズ」や、外国人の視点から中部の意外な新観光スポットを発掘する「おもてなし中部」などのコーナーで、中部のディープな魅力を再発見して地域に生きる人々にエールを送る番組。
新キャスターの特徴について「同世代の視聴者と関心を共有し、みずみずしい感性を持って地域を見つめるアナウンサー」と紹介。「ナビゲーション」(金曜19時30分~)を新潟県出身の小山径アナウンサー、「ウイークエンド中部」(土曜7時30分~)を愛西市出身の梶原典明アナウンサーと東京都出身の舘谷春香アナウンサー、「Uta-Tube」(土曜10時55分~)のMCを滋賀県出身の澤田彩香アナウンサーが、それぞれ担当する。
会見には小山、舘谷両キャスターが出席。小山アナウンサーは「金曜の夜にじっくりと中部の皆さまに番組を届けたい。これまで以上に今起きていることにビビッドに反応して、視聴者の『知りたい』と思う関心に応えていく。東海北陸地方各地の担当が長期にわたって取材しているテーマを、深く掘り下げて伝えていきたい」と意気込む。舘谷キャスターは「旬の話題や旅など、週末の朝が楽しくなる番組を梶原アナウンサーとともに作っていく。東海に住むのは初めてなので、自分自身も楽しんで取り組みたい」と話す。
この日は「ウイークエンド中部」現キャスターの柘植恵水アナウンサーも登場。「和気あいあいとして家族のようなチームで作っている番組なので、紹介したいと思ったことがどんどん実現する。新鮮な目でやりたいことを発見して、新しい番組を放送してほしい。中部は魅力がいっぱいの地域なので、長く頑張っていただけたら」と新キャスター2人を激励した。