見る・遊ぶ

センチュリーシネマで映画「燐寸少女」 BOYS AND MEN小林さん、本田さん会見

「BOYS AND MEN」の小林豊さん(右)と本田剛文さん

「BOYS AND MEN」の小林豊さん(右)と本田剛文さん

  • 0

  •  

 栄の映画館「センチュリーシネマ」(名古屋市中区栄3)で5月28日から、映画「燐寸少女 マッチショウジョ」が公開される。公開に先立ち出演の「BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)」小林豊さん、本田剛文さんが会見を開いた。

[広告]

 同映画は「ヤングエース」連載中の鈴木小波さんの同名漫画が原作。謎の少女リンに寿命1年と引き換えに妄想を具現化する「妄想燐寸(マッチ)」を渡された人々が、自分や他人の心の闇をのぞき込んで翻弄(ほんろう)される姿を描く。主演はSKE48の佐藤すみれさん。

 学校でいじめを受けている高校生・治(本田さん)は、彼女が欲しいと願っていた。美大生の叶人(小野賢章さん)は、周囲が自分の才能をどう思っているか知りたがっていた。病気の妻の姿に悩む男もいた。さまざまな心の闇や傷を抱えた人々の前に突然現れた少女リン(佐藤さん)は、妄想を具現化するマッチを手渡す。マッチの力に取りつかれた彼らには、残酷で切ない運命が待っていた。初めてのデートで東京タワーを訪れた勇実(小林さん)は、美しい夕日を見ながらある妄想をしていた。

 昨年から映画やドラマの公開、放映が続くBOYS AND MENのメンバー。小林さんは「ようやく、こういう日々が来たと思っている。映画もドラマもライブも、どんどんやりたいと思って活動してきた。毎日仕事していること、新しい作品が次々に世に出ることは本当にうれしい」と話す。本田さんは「いろいろな役をやらせていただけるのは刺激になる。自分の中で常に気が張っていられるので、仕事が続く方が集中できる。歌や踊り、芝居など、全部にチャレンジしていきたい」と意気込む。

 それぞれの演じた役について、本田さんは「面白くてインパクトのある漫画が原作なので、キャラクターを鮮明に演じたいと考えた。治はマッチの力で大きく変わる。内面の変化も歩き方や姿勢などの外見も、できるだけ極端に演じた」と話す。小林さんは「作品の中でも温かさが伝わるストーリーなので、撮影中はずっと幸せでいることをテーマに取り組んだ。人を背負って東京タワーの階段を上るなど、しんどい撮影もあったが、そのシーンにいられる幸せを楽しんだ」と振り返る。

 主演の佐藤さんは共に名古屋のエンターテインメントを盛り上げるSKE48のメンバー。小林さんは「僕は一緒のシーンは無かったが、撮影が同じ日があって名古屋のことや芝居のことを話した。自分を持っていて芯のある魅力的な人」と絶賛。本田さんは「グループの地元が一緒ということで、撮影現場でいろいろな話をした。若い人が多い現場で、佐藤さんがさりげなく空気を良くしてくれるのが印象的だった」と話す。

 もしも現実に「妄想燐寸」を手にしたら何を望むかという質問に「来ると思っていた」と笑顔の2人。本田さんは「自分の一日を48時間にしたい」、小林さんは「どれだけ甘いものを食べても太らない体になりたい」と答えた。

 最後に2人は「いろいろなストーリーがあるので、自分だったらと考えながら見てほしい」(小林さん)、「3つの話が同時に展開していくので、エンターテインメントとして楽しんでいただけたら」(本田さん)と呼び掛けた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース