栄・広小路通で8月20日・21日、「広小路夏まつり」が開催された。
今年で65回目を迎えた同祭。栄の中心地、広小路通りを夕方17時とともに歩行者天国にし、楽団やバトントワリングのパレード、山車の運行や踊りなどが行われた。
初日オープニングは「三菱東京UFJ銀行ビル」(名古屋市中区錦3)前で、恒例となった13回目の「名古屋打ち水大作戦」を開催。河村たかし名古屋市長の掛け声で、名古屋商工会議所常務理事・内川尚一さん、広小路夏まつり実行委員会会長・坪井明治さん、日本舞踊西川流四世家元・西川千雅さんらが、ひしゃくを手に打ち水を行った。実行委員会の計測の結果、気温が33.8度から33.5度に下がったことが発表されると、観客から大きな拍手が起こった。
パレードには名古屋の団体・学校の楽団、吹奏楽部のほか、青森のねぶた、徳島の阿波踊り、沖縄のエイサーなど日本各地の祭りや伝統的な踊りが出演。名古屋からは西川流の舞踊家ら約100人が参加し、扇子を手に総踊りを披露した。
西川千雅さんは「夏まつりは65回目で、西川流名古屋をどりの公演は今年で69回を迎える。ともに戦後の名古屋の復興の中で生まれ、続いてきたもの。名古屋をどりは昨年から『観光化宣言』をして、名古屋の文化として多くの方に楽しんでいただけるよう、努力を重ねている。9月7日から中日劇場で開幕するので、足を運んでいただけたら」と呼び掛けた。