不動産開発などを手掛けるアイディーユー(大阪市)が運営する「ロボットミュージアムin名古屋」が10月10日、関係者に披露された。
企画展やロボット体験スペースなどが行われるロボットカルチャーミュージアム「ロボシンク」(1階・2階)では、開館記念展の「ロボットラボ展『今日は休みかもしれない-Off-time?-』」(1階)を開催。同展はドイツのアーティスト集団「robotlab(ロボットラボ)」によるもので、もともとフォルクスワーゲンを組み立てるための自動車製造の産業用ロボットのプログラムに手を加え、同機械内に設置されているカメラで捉えた写真の輪郭をペンで絵を描かせたり、同機械自体が出す機械音で音楽を奏でたりするロボットが展示されている。同社担当者は「ロボットを通じて何かを考えたり感じてもらえれば」と話している。
また「ロボシンク」(2階)は、紀元前から20世紀初頭のロボットの歴史をロボットコレクションやパネルで紹介するスペース「テーマ展 ロボットクロニクル」や、最新のロボットに実際触れることができる「体験スペース」などで構成されている。
1階にはロボット関連商品の販売スペース「ロボット未来デパートメント」(約250坪)も設けられ、40~60年代のブリキ製ロボットのリメークや雑貨、菓子など総数約千アイテムを取り扱う。主な商品は、「スペースロボット」(2,100円)、「オリジナルバスタオル」(2,500円)、「ロボットミュージアムに行ってきました」(饅頭=630円)、「スモーキングロボ」(798,000円)、「おるすばんロボット」(200万円)など。店内にはリアルロボット20体も展示されており、販売も行うという。
開館時間は11時~19時(平日)、10時~20時(土・日・祝)。「ロボシンク」の入場料は1,300円(一般)。グランドオープンは10月12日午前11時で、当日のオープングセレモニーでは、ロボットも参加してテープカットが行われる。