
ステーキレストランを展開する「あさくま」(名古屋市天白区)が新業態のカレー専門店「カレーのあさくま」(中区大須2)を7月30日、大須商店街にオープンした。
ステーキレストランを展開する「あさくま」の新業態のカレー専門店「カレーのあさくま」店舗外観
ステーキレストラン「あさくま」のサラダバーで人気という「牛すじカレー」を使ったカレーメニューを提供する同店。「牛すじカレー」はステーキの仕込みで出る牛すじを使い、約6時間煮込んで作るという。
同社商品開発グループの西田圭佑さんは「あさくまの新規出店には100坪程度の物件が必要なためロードサイドが多く、物件自体もなかなかない」と話す。駅前や商店街などの都市部に多い20坪程度の小型物件を活用してできることを模索する中、牛すじカレーをスピンオフさせた業態を考えたという。店舗面積は約20.5坪。カウンター13席、テーブル席18席を設ける。
メニューは「牛すじカレー」(780円)、「あさくま」のハンバーグをのせた「ハンバーグカレー」(ハンバーグ120グラム=1,180円~)、180グラムのハンバーグにグリルした輪切りのタマネギとトマト、モッツァレラチーズ、一番上に目玉焼きを重ねた「あさくまSPカレー」(1,620円、ハンバーグ2枚=2,280円)、ロース肉ステーキを添える「ステーキカレー」(ステーキ90グラム=1,380円~)、湯むきしてだしに漬け込んだトマトをトッピングする「丸ごとトマトカレー」(980円)、ニンニクバターとハーブで味付けした季節野菜を添える「グリル野菜カレー」(1,180円)など。
「カレーソースは、ベースはあさくまと同じでほんの少しアレンジした。人気のあるカレーを活用して一つの料理として作ろうとメニュー開発した」と西田さん。
福神漬けの代わりにショウガのピクルスとスパイシーオニオンピクルスが付くほか、別料金のトッピングは、シュレッドチーズ、ステーキ、目玉焼き、野菜やベーコンのグリルなどを用意する。ミニサラダとコンソメスープまたはコーンスープが付くセットメニューや、ソフトドリンク、瓶ビールやカップワインなどのアルコールドリンクもある。
西田さんは「平日は大須エリアで働く人、週末は観光客がターゲット。最近では日本のカレーが『ジャパニーズカレー』として外国人観光客の人気を集めているので、立ち寄ってもらえれば」と期待する。
営業時間は11時~21時。テイクアウトにも対応する。