
舞台「ダンスの審査員のダンス」が9月19日~21日、愛知県芸術劇場(名古屋市東区東桜1)小ホールで上演される。
同公演は、愛知県芸術劇場芸術監督の唐津絵理さんの発案・企画によるジャンル横断的な表現の可能性を探るダンス作品兼演劇作品。ダンスの審査会に臨む審査員たちの姿から、「ダンスとは何か」「言葉とは何か」といった根源的な問いを起点に身体の所有というテーマを描く。
作・演出は、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰の岡田利規さん。岡田さんは、これまでも唐津さんプロデュースで「瀕死(ひんし)の白鳥 その 死の真相」「ジゼルのあらすじ」など、ジャンルを横断する作品を同劇場で発表している。
出演は、ダンサーの中村恩恵さん、入手杏奈さん、俳優の矢澤誠さん、音楽家の小林うてなさん。4月から愛知県芸術劇場専属ダンスアーティストとなった酒井はなさん、島地保武さんも出演する。
唐津さんは「『所有』という現代的で根源的なテーマを軸に、異なるジャンルのアーティストたちが交わり、舞台表現の可能性を拡張していく。その交差から立ち上がる新たな地平を、劇場で目撃してもらいたい」と話す。
開演時間は、19日=19時、20日・21日=14時。料金は、一般=5,000円、25歳以下=2,500円。