
似顔絵作家約35人の作品を集めた展覧会「似ガオエライフ 2025」が9月2日、中区役所朝日生命共同ビル内「名古屋市民ギャラリー栄」7階第3展示室で始まった。
「似ガオエライフ 2025」に展示する「広島東洋カープ」の選手を描いた似顔絵作品
主催は似顔絵師の山中裕貴也さんが運営する似顔絵教室「ART似顔絵工房」(守山区)。同教室に通う、全国各地の生徒の日頃の成果を披露するのが目的。山中さんによると、生徒はプロとして活動する人が多いという。
テーマは「スポーツ選手」。山中さんは「動きのある物ということと、スポーツの秋ということで設定した」と話す。米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手やフィギュアスケーターの羽生結弦さんなど世界で活躍する人や、「広島東洋カープ」や「阪神タイガース」のプロ野球選手など作家の地域愛を感じる物、サッカーチーム、バレーボール選手、関取など、作家が自由にモチーフを選んだ。山中さんも作品を展示する。
山中さんは「仕事として描く似顔絵は対象の人に喜んでもらうことを第一に描くが、展覧会ではモチーフにする人をリスペクトしながら、自分が描きたい表現ができる。たくさんの作品が並ぶ会場で目にとまるような見せ方を考えたり、普段はやらない半立体作品を作ったり、チャレンジの場でもある」と話す。
会場では、在廊する生徒が来場者の似顔絵をその場で描いて無料で進呈するサービスも行う。
開催時間は10時~17時。入場無料。9月7日まで。