
テニスイベント「テニフェス in オアシス21」が9月23日、オアシス21 銀河の広場(名古屋市東区東桜1)で初開催された。特設のテニスコートを囲む会場には多くの家族連れやテニスファンが訪れ、一日限りのテニスフェスティバルを楽しんだ。
「テニスの日」の同日、年齢や経験を問わず、テニスを見て・体験してもらおうと「テニスラウンジ」(名古屋市中区)と「日本テニス事業協会」(東京都千代田区)の主催で行った。
発起人であるテニスラウンジの江口夏樹さんは「名古屋のランドマークであるオアシス21で開催することで、ふらっと立ち寄れるイベントにしたかった。テニスに興味がない方にも、『長寿スポーツ』とされるテニスの魅力や楽しさ、テニスは難しくないということを知ってもらい、いろいろな形で楽しんでもらう会になれば」と話す。
オープニングセレモニーには、大村秀章愛知県知事や広沢一郎名古屋市長が出席。MCの酒井直斗さんとレディーナナさんが会場を盛り上げた。
子どもと保護者を対象にした「テニスエボリューションプログラム」には約210人が参加。プログラムでは、「テニピン」のラケットとスポンジボールを使い、ボールをつかむ、転がす、ラリーするといった練習で親子が笑顔を見せた。会場にはテニスキッズアンバサダーのポケモン「ニャオハ」も駆け付け、子どもたちの人気を集めた。
「名古屋のど真ん中でエンジョイテニス」では、参加者らが畠中将人プロ、望月勇希プロとのラリーやボレーボレーを体験した。エキシビションマッチでは、鈴木貴男プロ、小野田倫久プロのペアと畠中プロ・望月プロのペアが対戦し、迫力あるプレーに観客からは歓声と拍手が湧き起こった。
タレントの坂下千里子さんや、愛知県出身のシンガーソングライター、高瀬統也さんによるトークショーも開かれ、テニスとの出合いや魅力について語った。
江口さんは「これからは、今回の開催を通して『いいね』と思ってくれた、テニスに関わる皆さんと一緒に作り上げていきたい」と意気込む。