展覧会「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が1月3日、愛知県美術館(名古屋市東区東桜1)で始まった。
幅14メートルを超える大規模な空間で映像を上映する「イマーシブ・コーナー」
NHK名古屋放送100年、中日新聞社創業140年を記念して開催する同展。ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てた日本初の展覧会で、オランダの「ファン・ゴッホ美術館」の作品を中心に、ゴッホの初期から晩年までの画業を紹介する。
同展は、油彩画を中心に30点以上のゴッホ作品、日本初公開となる直筆の手紙などを展示。ファン・ゴッホ美術館に収蔵された作品と合わせ、75点でファン・ゴッホと家族の活動を紹介。会場では、ゴッホが暮らしていたオランダ、フランスの現地の風景を撮影した映像も上映する。
同美術館学芸員の石崎尚さんは「ゴッホは世界で絶大な人気を誇る画家だが、生前はあまり絵が売れず、知る人ぞ知る存在だった。死後、その評価を上げていったのは、弟テオやその妻ヨーら家族だったという側面を紹介するのが、今回の展覧会の大きなキーポイント。これまでの、情熱が強すぎるため悲劇的な人生を送ったという面が強かったゴッホの紹介とは一味も二味も違う展覧会」と話す。
会場には、幅14メートルを超える大規模な空間で映像を上映する「イマーシブ・コーナー」を設置。「花咲くアーモンドの木の枝」などゴッホの作品を高精度な映像で投影するほか、代表作「ひまわり」を最新映像技術で3DCG化した映像も上映する。
石崎さんは「イマーシブは、空間に没入するという意味。映像作品に包まれた空間の中で、没入することができるコーナー。ゴッホの作品の実物とイマーシブ映像の両方を見られる、いいとこ取りの展覧会を楽しんでもらいたい」と話す。
1月10日・12日・23日・2月21日には、愛知芸術文化センター12階アートスペースAで、学芸員が展示を説明する「スライドトーク」を開催。定員は各回先着180人。参加無料。申し込み不要。
特設ショップでは、ファン・ゴッホ美術館の限定コレクションの日本限定グッズや、名古屋展限定のオリジナルコラボグッズを販売する。名古屋展限定オリジナルコラボグッズは、ゴッホの作品「画家としての自画像」から着想を得た特別なデザインのミッフィーとボリスの「あみぐるみキーハンガー」(各4,180円)、すみっコぐらしの「てのりぬいぐるみセット」(6,380円)や、「花咲くアーモンドの木の枝」からインスパイアされたデザインの「アーモンド缶」(1,728円)など。
開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)。観覧料は一般=2,000円、高校・大学生=1,300円、中学生以下無料。3月23日まで。