愛知のアーティスト作品展-「ナナちゃん」を使用した作品も

「新進アーティストの発見 in あいち」のパンフレット。

「新進アーティストの発見 in あいち」のパンフレット。

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 愛知芸術文化センター(名古屋市中区東桜1)で2月27日より、愛知県にゆかりのある若手アーティストが展示や公演を行う「新進アーティストの発見 in あいち」が開催される。

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 同イベントは、愛知県出身・活動の経験があるなど、愛知県にゆかりのある若手アーティストを公募し、その中から選ばれた6名による舞台公演と、9名1組による美術展示を行うもの。新進アーティストの支援を目的として今年から始まった活動で、「若手のアーティストの作品で芸術文化センターを変身させるイメージ」(愛知県文化芸術課の高木さん)をコンセプトに展開するという。

 美術展示は、インスタレーション・映像・立体・絵画作品などで、愛知芸術文化センター内のアートスペースやフォーラム(吹き抜け)、展望回廊など全10カ所で行われる。現在休養中の、名鉄百貨店(中村区名駅1)ヤング館(旧セブン館)前の巨大マネキン人形「ナナちゃん」を使用した作品や、無重力空間を感じられるような体験型の作品など。また、同センター11階の展望回廊にはピンホールカメラの機能をもった暗箱を設置し街を記録し続ける作品もあり、暗箱は着色と照明によりカラフルに照らされ、同センターを外から見るとカラフルに変身している。

 舞踊公演は、公募により選ばれた若手舞踊家が、国際的に活動する舞踊家・振付家の助言のもとワークショップを重ねて仕上げた創作ダンスを披露する。複数の出演者で構成される作品もある中、振り付け作品を創作する若手舞踊家自身がひとりで出演する作品も含まれる。

 また、アートプロデューサーの原久子さんがナビゲーターとなり、館内の作品を見てまわる「作品見学ツアー」も行われる。27日=14時~、3月4日=16時~。

 「現代美術というと特別なものとイメージする方も多いと思うが、決して難しいものではなく、誰でも見て楽しめる作品が集まっているので、この機会に触れてほしい」(高木さん)と話している。来年度も同様の企画を予定しているとも。

 美術展示は、27日~3月11日まで(3月5日は休館)。舞踊公演は、同センター内愛知県芸術劇場小ホールで3月10・11日公演、申し込みが必要。共に入場無料。

新進アーティストの発見 in あいち

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