名古屋・栄の呉服町通に女性向けの商業施設「サカエサウススクエア」(名古屋市中区栄3)が7月、オープンする。現在建設中の同施設は3階建てで、延べ床面積は約1500平米。
デザインは、ファサード部分を全面ガラス張りにし、圧迫感のないように1フロアの高さを約5メートルとっているため、開放的な印象になるという。5月末に竣工した後、各テナントが入居を開始し、7月より順次店舗をオープンさせていく予定。
現在、セレクトショップの「WR(ダブルアール)」の出店が決定しているほか、他の店舗は名古屋初出店のショップを含めて調整中だという。主なターゲット層は20代半ば~30代前半の女性。
同施設は、通称「呉服町通り」と言われ、プラダやグッチ、マックスマーラーなどが軒を連ねるブランドストリートと言われる「大津通」から、2本西に入った場所に位置する。並びには「ナディアパーク」や「A BATHING APE」のほか、さまざまなカフェや雑貨店、美容室などが軒を連ねている。
同所に女性向けの商業施設を建設することについて同施設を管理する「クルーズ」(中区富士見町3)担当者は「多くのショップが出店を希望する『大津通』は地価が高く自由度が低い」とし、「どちらかというと男性色の強いショップの出店が目立つ『呉服町通』に、あえて大人の女性向けの商業施設を建設することで、裏原や代官山のような多様性のある街づくりに貢献していくことができれば」と話している。
「サカエサウススクエア」は現在、飲食店も視野に入れ出店店舗を募集している。問い合わせはクルーズまで。