参考価格3千万円-最高純度のプラチナ製「ガンプラ」を特別展示

1/144サイズの純プラチナ製ガンダムプラモデル

1/144サイズの純プラチナ製ガンダムプラモデル

  • 0

  •  

 貴金属ジュエリーの老舗「GINZA TANAKA(田中貴金属ジュエリー)名古屋店」(名古屋市中区大須4、TEL 052-262-0277)は現在、「機動戦士ガンダム」の純プラチナ製モデル「GUNDAUM FIX PLATINUM」を展示している。

[広告]

 約2年の制作期間を経て完成した同品は、1/144サイズで全長125ミリ、重さは1.4キログラム。頭部カメラアイ部分には0.15カラットのダイヤが埋め込まれている。アートディレクターには、「ガンダムプラモデルを最も格好良く作る」と言われる、ガンダムシリーズのプラモデルのデザイン監修で有名なカトキハジメさんに依頼。販売予定はないが、参考価格は3千万円だという。

 純プラチナ製のガンダムが制作されたのは、2004年にバンダイから「貴金属のガンダムを制作したい」と同店に依頼があったのがきっかけ。「せっかく作るなら、貴金属の最高級素材、プラチナの最高純度のものを使用したらどうか」と同店が提案し制作が始まった。

 素材にプラチナが選ばれた背景には「ガンダムのボディーの白色を表現するなら『白い貴金属』のプラチナ(白金)しかないと考えた」ことと、「いつの時代も普遍的な人気を得ているガンダムと、『永遠の素材』と言われているプラチナをかけ合わせた」こと、また「『ガンプラ』と略されるガンダムプラモデルをプラチナで作っても、『ガンプラ』になる」ということなどがあるという。

 同品を制作したのは、同店で販売している工芸品の制作を依頼している貴金属の工芸職人で、「細かい作業が難しい素材」と言われているプラチナで、巧妙なガンプラを作り上げた。89パーツを組み合わせて作られている同品は、腕なども通常のプラモデル同様に動く。パーツは「形が一つでもずれるとかっこいいガンダムにはならない」と何度も作り直した。組み立て段階でも、カトキハジメさんの指導を受けながら、ベストな角度になるまで何度も調整を行ったという。担当した職人は「このような作品はゴールドで作るのならまだいいが、プラチナでここまで細かい作業をするのはとても難しく大変だった」と話している。

  同店担当者は「ガンダムファンのほかにも、技術力を見に来る老夫婦や、親子連れやカップル、女性など、予想以上に多くの方に見てもらえているようだ」とも。写真撮影も可能。展示は9月3日まで。営業時間は10時~18時。年中無休。6日からは心斎橋店で展示を行う。

GINZA TANAKAフォトフラッシュ(サカエ経済新聞)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース