金山に純系名古屋コーチン料理店-築30年の建物を改装

窓から中庭がのぞく客室のひとつ。

窓から中庭がのぞく客室のひとつ。

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 純系名古屋コーチンを使用した料理を主に提供する「一鳳(いちおう)」(名古屋市熱田区金山2、TEL052-684-1002)が8月20日、金山にオープンした。

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 窓から中庭がのぞく部屋や、広くとられた玄関など、高級感漂う同店舗(=213平方メートル)は、老舗の天ぷら料理店だったという築30年の建物を改装。母屋(座敷=16部屋)、はなれ(座敷・テーブル席=各1部屋)の3階建ての構造で、最大50人が収容できる大部屋も設ける。「内装は、新しい店造りのために所々手を加える予定だったが、漆塗りなどの技法が施された価値のある素材などがたくさんあることがわかり、そのまま活用した部分が多い。年輩の方や知識のある人に好評」(同店の春名店長)という。メーンターゲットは30代後半~を想定。

 「現在のルールで地鶏とは、片親が銘柄鶏であれば名乗ることができるが、『一鳳』では、両親名古屋コーチンの純系のものを使用する」(同店の春名店長)というこだわりで、メニュー展開をしている。主なメニューは、昼=純系名古屋コーチンのたたきやだし巻き玉子などを提供する「おまかせ膳」(980円)、「親子陶板膳」(1,980円)、「鍋御膳」(3,500円)など、夜=笹身や肝、もも肉、手羽など、純系名古屋コーチンのいろいろな部位が楽しめる「水たき鍋セット」、「みそ鍋セット」(各6,000円)や、純系名古屋コーチンの「炙りたたきのにぎり寿司」(2ヶ=580円)、「炭火焼」(1,200円)、「親子丼」(1,200円)など。そのほか、三河どりや、魚介類のメニューも提供する。

 「名古屋コーチンは部位で切り分けて注文することができないため、一羽まるごと仕入れて店でさばくほか、愛知県内で育てられているものを仕入れることで鮮度に自信がある。他の店舗を勉強のために食べ歩いた結果、他と比べてリーズナブルに提供できている」(同店の春名店長)と話す。「名古屋に来たら一度は行きたいと思われるような店を目指す」と意気込みも。

 営業時間は、昼=11時30分~14時30分、夜=17時~22時。

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