1990年にロックバンド「BLANKEY JET CITY(ブランキージェットシティ)」でデビューし、2000年に解散後「SHERBETS」「AJICO」「JUDE」といったバンドで活躍、現在はソロ活動を本格化させている浅井健一さんのイラスト展が現在、パルコギャラリー(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8370)で開催されている。タイトルは「浅井健一 Exhibition Jet Milk Hill to Sherbet Street」。
同展では、浅井さんがデビューから現在まで描きためてきたイラスト約100点を展示する。水彩絵具や色鉛筆、鉛筆などを使用して描かれた作品は、ロックバンドで歌うハードな浅井さんの印象とは逆に、カラフルでポップな印象のものが多い。浅井さんの作品を同規模で行う展覧会は今回が初めて。名古屋市出身の浅井さんが「地元での開催のために」と制作された新作5点も展示する。
会場には、普段浅井さんが創作活動を行う部屋を再現したスペースも設置。浅井さんの私物のマットやテレビなどの小物類も併せて展示している。会場の一角では、浅井さんのライブ映像を見ることができるシアタースペースも開設している。
同展についてギャラリー担当者は「架空の街で起こるストーリーが絵になっている。もしかしたら浅井さんの頭の中に常にある街を絵にしているのかも。人以外にも、動物やさまざまな架空の生き物なども細かく描かれていて、見るたびに新しい発見があり、ずっと見ていても飽きることがない」と話す。
会場では、浅井さんのイラストをモチーフにしたグッズや画集も販売。同展のために絶版になっていたものを新しく刷り直した画集「Ted Tex」(3,990円)や、約200点の作品を収録した画集「Jet Milk Hill」(4,800円)なども取り扱う。「Jet Milk Hill」は限定100冊のみ浅井さんのサインが入る。
入場料は、一般=500円、学生=400円ほか。開催時間は10時~21時。10月2日まで。