イギリスのポスト・パンクバンド「ジョイ・ディヴィジョン」のボーカル、イアン・カーティスの伝記映画「CONTROL(コントロール)」が伏見ミリオン座で公開されるのを記念したクラブイベント「Atmosphere(アトモスフェアー)featuring Ian Curtis movie 『CONTROL』」が3月29日、新栄のクラブ「アポロ・シアター」(名古屋市中区新栄2、TEL 052-261-5308)で開催される。
1976年にイギリス・マンチェスターで結成された「ジョイ・ディヴィジョン」は、世界的に人気を集めているニューウェーブロックバンド「ニューオーダー」の前身バンドとして、現在も音楽ファンから支持されている「カリスマ的・伝説的」バンド。世界中の多くのミュージシャンに影響を与えたと言われている同バンドのボーカル、イアン・カーティスは23歳の若さで自らの命を断ち、この世を去っている。
映画では、イアン・カーティスの波乱に満ちた生涯を、U2やデビッド・ボウイ、ビョークといった世界のロック・シーンを撮り続けてきたフォトグラファー、アントン・コービンが、独特のモノクローム映像で描き話題となっている。
「ジョイ・ディヴィジョンが受け継いだあの感じ、雰囲気。ジョイ・ディヴィジョンから受け継いだあの感じ、雰囲気をライブアクトとDJプレイで再現する」という思いが込められたイベント「Atmosphere」では、名古屋で活躍する「ジョイ・ディヴィジョンを彷彿とさせる」バンド2バンドが演奏を行なうほか、リアルタイムでジョイ・ディヴィジョンの音楽を聴いていたDJと、影響を受けて活躍しているミュージシャンの楽曲をかけるDJなど、幅広い選曲で展開していくという。
同イベントを企画している阿部さんは「イベントには、ジョイ・ディヴィジョンの音楽をリアルタイムで聴いていないような若い人たちにもたくさん来てほしい。今好きで聴いているロックが実はジョイ・ディヴィジョンの影響を受けているバンドかもしれない。この機会に音楽のルーツをたどってみるのもいいのでは」と話す。
さらに、「ジョイ・ディヴィジョンを好きで聴いている人は、実は家で1人でしっとりと聴いている人が多い。そういう人にこそ外に出て来てもらいたいイベント」と、自身と同じようなジョイ・ディヴィジョンファンへ来場を呼びかける。
当日の出演者は、バンド=6eyes(シックスアイズ)、Zymotics(ザイモティクス)、DJ=Amabile(80’s ROMANCE)、NABEX(MOVE)、TAKEHIKO YAMADA(FILR-UNDER RECORDS)。入場料は、前売り=1,500円、当日=2,000円。23時30分~。
渋谷・シネマライズで「UKロックナイト」-パンクロック映画公開で(シブヤ経済新聞)映画「コントロール」オフィシャルサイト