名古屋の老舗古着店、ギャラリーやセレクト店が入るリノベ物件に移転

自然光が入り幻想的な雰囲気の「A(エー)」店内

自然光が入り幻想的な雰囲気の「A(エー)」店内

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 昨年2月に、車道にオープンしたギャラリー「feel art zero(フィール アート ゼロ)」とセレクトショップ「22;twenty-two(トゥエンティトゥー)」が入る三光ビル(名古屋市東区葵2)4階に昨年11月29日、名古屋を中心に展開する古着店「Azy:r(アジール)」が店名を「A(エー)」(TEL 052-932-8500)と改め、移転オープンした。

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 「ベルギーのアントワープの空気感を表現した」(同店オーナーのイワタトシ子さん)という同店の店舗面積は約23坪。洗練されたすっきりとした空間に、厳選された洋服やアクセサリー類が並ぶ。主な取扱いブランドは、マルタン・マルジェラ、ドリス・ヴァン・ノッテン、フセイン・チャラヤン、ラフ・シモンズ、コム・デ・ギャルソン、ヨウジ・ヤマモトなど約15ブランド。主な商品は、マルタン・マルジェラの2007年スタッズベスト(22,800円)、コート(105,000円)、ステラ・マッカートニーのフード付きカットソー(10,800円)、HAUTEのコート(120,000円)など。

 アジールは、23年前に名古屋で展開を始めた老舗古着店で、これまで矢場町に店舗を構えていた。「以前は若いお客さんが多かったが、こちらに移転したことにより客層の幅が広がり、より生活にこだわりをもった人が多くなったようだ」とイワタさん。そうした客層に応えるように取扱商品を絞り込み、コントロールして展開しているという。

 昨年2月にリノベーションして生まれかわった三光ビルは現在、1階=ギャラリー、2階=セレクトショップ、3階=カフェ&アンティークショップ、4階=ブランド古着ショップが入居している。同ビル全体のプロデュースを行なっているのが、1階でギャラリー運営を行う政木なおさんとイワタさんとの企画ユニット「to 22(トゥー トゥエンティトゥー)」。この1年を振り返りイワタさんは「このビルでは、本当に自分が好きなことをやれている。売り上げを気にせず自分のペースを守って展開できるので、来てくれるお客様に常にワクワク感やドキドキ感を提供できているのでは」と話す。

 同店では、古着の買い取りと委託販売も受け付けている。営業時間は12時~20時。

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