今年12月24日に開局40周年を迎える「FM AICHI」は2月6日、名古屋市内で周年に向けての展開プランを発表した。

　同局は1969（昭和44）年、民放初のFM局として開局。40年間、地域に根ざした放送局として地元のリスナーに音楽を幅広く提供してきた。40周年のキャッチフレーズには、社員から募集した「アイチカラ」（アイチ＋チカラ）を掲げ、企画として特別番組、イベント、コンピレーションCD、環境キャンペーンなどを展開する。

　音楽特別番組は4月から12月まで毎月1回、マンスリー特番として放送予定。地域の音楽の歴史とともに歩んできた同局が開局した60年代から現在までの音楽史を振り返る年代別の音楽特集とスペシャル企画で編成。「放送日は、できるだけ多くの人に聴いてもらえるよう、休日・祝日を多くした」と編成局制作部副部長島本さん。「ビッグアーティストの出演、過去の人気プログラムの出演者、地元の音楽関係者に出演していただき番組を盛り上げたい」（同）とも。

　イベント企画では、12月23日と翌24日（開局日）の2日間、Zepp Nagoya（名古屋市中村区平池町4）にリスナーを招待してライブイベントを行う。ライブの模様は特別番組でオンエアする。そのほか、キックオフイベント、フリーマーケットを予定。

　コンピレーションCDは、開局時から現在までの音楽シーンの中から同局がセレクトした名曲を洋楽盤・邦楽盤各1枚に収め、販売する。

　また環境への取り組みとして、「エコメンド」（エコ＋リコメンドの造語）と称し、リスナーのエコ活動を番組で紹介、地域の環境行動意識の向上を目指す。音楽特別番組は、風力、太陽光、ナバイオマスなどの自然エネルギーにより発電されるグリーン電力を使用して行う。