栄の矢場公園(名古屋市中区3)で10月8日、名古屋グルメを楽しむイベント「名古屋グルメ選手権NAGO-1グランプリ」が始まった。
地産地消をテーマに愛知県産の食材を使用した名古屋グルメを紹介し、名古屋の食の魅力をPRする同企画。食文化を通して地域、企業、店舗、消費者が結びつき、名古屋の地域ブランドの確立を目指している。今年で5回目の開催。
今回は22店舗が参加。豚バラ肉と豚骨スープを使った「豚ひつまぶし」、八丁みそで煮込んだ牛すじどて煮入り肉まん「どて家まん」など、各店が趣向を凝らして開発した500円で楽しめる新名古屋グルメを紹介する。会場内ではビールも500円で販売する。
来場者は投票券付き「NAGO-1チケット」を会場で購入。飲食後、専用投票箱に投票。それを集計し、18日にグランプリを発表する。
特設ステージで行われたオープニングセレモニーでは、栄ミナミ商店街連盟の藤井一彦会長が「名古屋の有名店が愛知県の食材を使い、1コインで楽しめるおいしいメニューを提供してくれた。愛知はたくさんの食材に恵まれた県で、栄は約1000軒の飲食店があるグルメの街。どんどん新しい食の提案をしていただき、発展させてほしい」とあいさつ。台風で表彰ができなかった昨年の優勝店「がブリチキン」にチャンピオンベルトを手渡した。
その後、参加22店が登壇し、それぞれの提供メニューをアピール。「がブリチキン」代表が受け取ったばかりのベルトを返還し、「食欲の秋に名古屋の飲食業界22店舗が矢場公園に集結しました。お客さまのおいしいという言葉をお聞きするために、正々堂々グランプリに挑むことを誓います」と笑顔で宣誓した。
最後にカウントダウンとともにセレモニーが終了し、各店が一斉にオープン。開店を待っていた多くの来場者は、目当ての店を訪れてこだわりの名古屋グルメを堪能した。
名古屋グルメ選手権実行委員会事務局の清水洋一さんは「参加22店は行列ができたり、なかなか予約が取れなかったりという有名店や新進気鋭の人気店ばかり。それが同じ土俵で勝負する他にはなかなか無いイベント。各店が人気の味をベースにしながら、500円で楽しめるようにアレンジした新メニューを開発して勝負している。各店のファンの方も新しい名古屋グルメに出合えるイベントなので、ぜひ足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。
期間中はステージイベントも開催。マルチタレント「HA・SAN(ハーさん)」率いる「HA・SAN CLUB BAND(ハーさんクラブバンド)」、栄を中心に活躍する「SAKAE GIRLS(サカエ・ガールズ)、「栄ミナミ音楽祭’15」C-1グランプリ優勝の「ジュエリーボックス」などが出演してイベントを盛り上げる。
開催時間は16時~21時30分(土曜・日曜・祝日は11時~)。入場無料。料理やビールの購入は、1枚1,000円(500円+100円×5)のチケットで行う(マナカも使用できる)。今月18日まで。